5Gを使うためにiPhone12はあり?5Gが使える国内エリアで検証してみた結果(1/2)

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iPhone12シリーズの発表に際して、米AppleCEOのティム・クックは声を高らかに「今日はiPhoneにとって、新しい時代の幕開けとなる日」とiPhoneシリーズ初となる5G対応のiPhone12の発表会の冒頭に宣言を行いました。

他のスマートフォンメーカーからは既に5G対応のスマートフォンが発売さあれている中、ようやくiPhoneも5G対応の製品を販売できる事になったのだから当然のことでしょう。

実際、5G対応となったiPhoneはどの様に変わるのか。
この5G対応になったiPhoneを選ぶメリットはあるのだろうか?
日本国内の状況を踏まえて、5G関連の動向をまとめてみました。

日本国内の5Gの状況

2020年は日本にとって、5G元年と呼べる年でしょう。
5Gサービスは、各社3月頃から順次開始し始めて、かれこれ半年が経ちます。
状況としては、使えるエリアは限定的で広がってきている感じは少なくない。
コロナの影響があるとしてもこのエリアの広がりの遅さは今までの3Gや4Gと比較しても遅い傾向です。

現状を見据えた上で、結論から言うと、現時点で5Gを使うためだけにこのiPhoneを選ぶのは時期尚早です。
ネットワーク側は5Gの構築が進んで居ないのだから、iPhone12の良し悪しやデザインや性能などで選んでほしいところ。

NTTドコモを始め、au、ソフトバンクの大手3キャリアは、揃って3月頃から順次5Gサービスをスタート。
楽天モバイルについては、コロナの影響を受けサービスインが遅れた様だが、9月末に5Gのサービスの提供を開始しています。

各通信キャリアの5G展開状況は?

iPhone 12シリーズが販売開始となった、10月23日時点の各通信キャリアの5Gサービスエリアを見ていきます。
5Gに依らず、新サービスは人工密度の高い都市部から徐々に地方に向かって展開されていく。
ここでは、東京都都心部での5Gが使えるエリアを確認していきます。

NTTドコモ

まずは、NTTドコモの5Gのサービスエリアから見ていきましょう。
NTTドコモは、5Gのサービスエリアをマップ上で公開していません。
その代わり、スポット一覧がWebサイト上に公開されていますので、関東・甲信越エリアを選びましょう。
そうすると、5Gが使える場所が一覧でずらずらと表示されます。

2020年11月末時点で東京都内で使えるスポットとして公開されているのは92カ所。
しかし、その過半数の57カ所はドコモショップ店舗内をエリア化したものになっている。
5G回線が使えたとしても、ドコモショップに居座る訳にもいきませんし、一歩店を出ると5Gではなく4Gになってしまうでしょう。さらに営業時間外は使うことが出来ないため、あまり意味がありません。
また、JRの主要駅周辺では、JR山手線の上野駅・東京駅・新宿駅等の8駅の駅前に5Gスポットで展開されている。
これもまた駅前というだけで東京駅は大きいですから、アンテナがどこにあるかを把握して置かなかければ5Gの速度を体験することは難しいです。

KDDI

KDDIがモバイルサービスを提供しているauでは、5Gのサービスエリアをマップ上に公開しています。
地図上にオレンジ色でハッチングされているのは4Gエリア。
地図を拡大して見ていくと、2020年8月末時点の5Gエリアが赤色で点でプロットされ、今秋以降に展開が予定されている地点が黄色い点でプロットされている。
都心部を見ると、JR山手線周辺に赤色の点が散在し既にサービスが展開されている模様。
山手線を中心に基地局を展開しているのが分かります。
auは特に渋谷区と5G共同プロジェクトを進めているため、渋谷駅の周辺は塗りつぶすようなエリア展開を進めている様子が確認出来ます。

ソフトバンク

ソフトバンクもauと同様に5GエリアマップをWeb上で公開している。
ソフトバンクは、都心部では豊洲や晴海エリアを積極的に展開しているのが見て取れます。
auとは異なり、点では無く、地図に沿うようにハッチングしている。
5Gの電波は飛びづらい周波数を使っているため、本来であればauの様な点で表記されるのが正しいと想定されます。
なので、ソフトバンクのエリアマップはあくまでも参考程度に見ておくしか無いでしょう。

楽天モバイル

楽天モバイルはどうなっているのでしょうか?
楽天モバイルでは、他社に遅れようやく9月に5Gサービスを開始したばかりでサービスエリアはさほど確保されていないと容易に想像出来る。
楽天モバイル曰く、5G開始時のサービスエリアとしては他社と遜色ないとしています。
しかしながら、実際に公開されている5Gスポット一覧を見ると、全国でたったの21カ所。
都内では、楽天モバイルの本社がある世田谷区二子玉川周辺にのみにスポットが集中している。
都内の14カ所中13カ所が世田谷区という状況です。

まとめ

このように各社の5Gエリアの展開状況を見てみると、5Gサービスが開始されて半年が経っていてもさほどエリアは広がって居ない状況が続いている。
今後急激に広がることはありえないので、5Gの恩恵をどこでも享受されるには未だ先の話になりそう。