遅いソフトバンクエアー(softbank Air)の解約手順と0円で済ませる方法とは?

遅いソフトバンクエアー(softbank Air)の解約手順と0円で済ませる方法とは?

白い犬のCMでおなじみのソフトバンクから「工事不要」「(U字)工事不要」「(的場)浩司不要」などのうたい文句で、工事が不要で直ぐにインターネットを使えるようになるという事から、気になっている方や既に契約してしまっ方がいるのではないでしょうか?

実際に契約するまであまり詳しく調べてなかったり、契約してからイメージと全く違って使えない等の不満が頻発している様です。
ソフトバンクエアー(softbankAir)は一体どのようなサービスで、解約する際に費用を最小限にする方法などをまとめてみましたので、最後までご覧いただけると嬉しいです!

おすすめ出来ない三大理由

ソフトバンクエアー(softbankAir)は、ソフトバンクから販売されているコンセントにつなぐだけで家庭でWi-Fiを使えるようになるという、簡単にWi-Fi環境を構築する事が出来るため注目を集めています。
元々ソフトバンクユーザーの方はスマホとセットにすると安くなるなどの営業トークで知っている方も居るのではないでしょうか?

実際に使った感じでは、非常に通信速度が遅く、光回線とWi-Fiルーターの組み合わせの速度を知っている方であれば全く使い物にならない感じになるのではないでしょうか?
そんな不満点等をまとめていきましょう!

ソフトバンクエアーをおすすめしない理由:その①遅い

ソフトバンクエアー(SoftbankAir)は、いってみれば据え置き型のモバイルルーターです。
スマホは基地局の電波で直接通信していますが、ソフトバンクエアーは基地局の電波を使って、スマホなどの機器とWi-Fiを経由する装置です。イメージ的にはテザリングと全く同じです。

実際使ってみると、2Mbps程度が平均的な速度で、さらには速度制限が掛かって全く繋がらない感じになります。
速度制限が掛かると、1/10程度の0.2Mbps程度になる事も。。
Wi-Fiなので、データ通信を大量に出来るイメージがありますが、全くもって低速です。

契約者の不満の多くはこの速度が遅いことが原因です。
多少高くても速度が出ていれば多くの方は目をつぶると思いますが、この低速は目をつぶるどころか詐欺に近い感覚を覚える方が多い様です。

ソフトバンクエアーの通信速度は、公には481Mbpsと謳っていますからなおさらです。
ソフトバンクエアーは現在、Airターミナル4(下り最大962Mbps)となり改善されたようですが、結果遅くて使えないという声が多いのが事実です。
下の表を見て頂くと分かるかも知れませんが、光回線のWi-Fiならまだしも、モバイルWi-Fiの速度よりも低速なのがそもそも「何なの?」って感じを受けます。

遅くなるのは速度制限だけではなく、格安SIMの様な時間によって変動します。
これは、公式サイトにも掲載されていますが、混雑時にはサービスの安定提供を行うために速度制限を行うというもの。
特にみんなが使う夜間は速度低下が著しいため遅く感じる方か多いことが、口コミなどで「遅い」と言われる要因となっています。
みんなが使う時に遅くなるんだったら、格安SIMと何ら変わりません。
何のためのソフトバンクから提供しているのか…疑問です。

ソフトバンクエアー(SoftbankAir)を調べて初めて知りましたが、docomoの5G対応のモバイルルーターはかなり驚異的な速度を出していて、かなり気になっていますので、別の記事でまとめて書きたいと思います。

回線 サービス名 下り最大速度
モバイル Softbank Air(Airターミナル4) 481Mbps
(一部の地域)962Mbps
光回線 ソフトバンク光 1,000Mbps
光回線 フレッツ光 1,000Mbps
モバイル UQ WiMax(L01) 867Mbps
モバイル au(W06) 867Mbps
モバイル docomo(SH-52A) 1,201Mbps

ソフトバンクエアーをおすすめしない理由:その②料金の甘い罠

ソフトバンクエアー(softbankAir)を契約する場合には、様々な割引プランなどを提示されて月々の費用が安くなるものを選ぶ方が多いのではないでしょうか?
そう、それがSoftbankの狙いなんです。
どういうことかと言うと、基本料金は4,880円でAirターミナルを分割で購入すると3,800円、Airターミナルをレンタルで契約する場合は、5,370円になります。

ここで問題です。
あなたが契約するのはどれですか?

  • Airターミナル分割購入:3,800円/月
  • AIRターミナルレンタル:5,370円/月

分割で購入しますか?レンタルで契約しますか?
恐らく大半の方は、Airターミナル分割購入する契約を選ぶのではないでしょうか?
分割で購入した方が、Airターミナルは自分の物になりますし、安いし。
レンタルだと、月額も高いしAirターミナルは自分の物にならないし。
「断然分割購入でしょ!」

そう思ったとしたら、Softbankの甘い罠に引っかかってしまってしまいます。

分割で購入した場合、毎月割引してくれるので安く感じます。
しかし、途中で解約するとなると話は変わってきます。
分割の場合、Airターミナルは59,400円の36回払い(月々1,650円)の設定になっていますので、途中解約となるとAirターミナルの残価を払う必要があります。
さらには、契約は2年縛りなので、解約金や端末代金を払うことなく解約するとなると最低でも4年間契約する必要があります。
さらにさらに、2年目以降はスタート割の1,080円が切れるので、分割契約であっても月額4,880円になりますので安い契約ではありません。

実際に6ヵ月で解約した場合、違約金9,500円+Airターミナル残金49,500円の合計59,000円の支払いが発生します。
全然速度が遅くて使えなくて解約するにも関わらず法外な費用を請求されることになります。

ソフトバンクエアーをおすすめしない理由:その③持ち運べない

3つ目の理由は、大きな欠点だとは思いますが、あまり意識していない方も多い点です。

「工事不要でコンセントにつなぐだけでWi-Fiが使える」
といううたい文句を聞いただけで、詳しい方は理解できるかと思いますが
「コンセントが無いと使えない」という事がこのソフトバンクエアー(SoftbankAir)の最大の欠点です。
モバイルーター等はどこでも使う事が出来ますが、このソフトバンクエアー(SoftbankAir)はコンセントがある家庭内で使う事が大原則になっています。
屋内に設置するので、基地局の電波を受けづらくなります。
基地局からの電波が弱い場合は、窓際等に寄せて設置する事になりますが、ここにも落とし穴があります。
どういうことかと言うと、窓際に寄せる=他のWi-Fiと干渉するという事です。
Wi-Fiは仕組み上、Wi-Fiルーター同士が情報交換をして使えるチャンネルを相互でシェアし合う方式です。
窓際に寄せて設置すると、他のWi-Fiの電波を多く受けやすくなりますので、利用できるWi-Fiのチャンネルに制限を受ける事になります。
モバイルルーターの場合、広範囲に電波を飛ばすことは難しい(バッテリー消費の関係)ので、電波干渉の影響は据え置きのルーターよりは影響を受けづらいので、Wi-Fiの速度は出やすくなります。

これらを考慮すると、据え置き型のAirターミナルはあまりWi-Fiに適していない方法だという事をご理解いただけるのではないでしょうか?

ソフトバンクエアーをおすすめしない理由まとめ

これまでソフトバンクエアーをおすすめしない理由を記載してきました。
多くのユーザーが不満に思っている速度が「遅い」点については、Airターミナル4が導入されて多少改善されてきてはいるものの、時間帯による速度変動や速度制限等を考慮すると、料金の割には「遅すぎるサービス」だという事は誰の目にも明確だと思います。

さらには、契約が2年縛りで契約時の料金差分によって分割を契約させやすくしていて、4年間は縛り続けようという魂胆が見え見えです。
私が同じソフトバンク系であれば、Y!MobileのデータSIMの上限なしプランが月額4,380円なので端末をセットで購入しても新規の場合は割引を入れて1万程度で済むので、断然こちらを選びます。

ソフトバンクはこのソフトバンクエアー(SoftbankAIR)をどうして提供しているのでしょうか?
と疑問を覚えますが、これらを契約する人の多くは、店頭で契約される年配の方が大半を占めるのでは無いかと推測されます。
以前から、Softbankではこのような商品(フォトビジョン等)を販売しており年配の方が困る契約手法を取ってきていますので同じ考え方なのでしょう。そう思うと少し残念な会社ですね。

ソフトバンクエアー(SoftbankAir)解約手順

契約したけど、遅くて使い物にならないから契約しようと思っている方はこちらでスムーズに解約できる手順を確認しておきましょう。

解約を行う場合に、上の「料金の甘い罠」でも記載していますが、解約違約金9,500円が掛かる場合があります。
解約時に掛かる費用についても併せて見ていきましょう

ソフトバンクエアー(SoftbankAir)解約手順:①連絡

先ず、解約する場合はWebでは受付をしていませんので注意が必要です。
サポートセンターの電話は非常につながりづらくなっていますので、解約しようと思って直前に電話しても中々つながらないで翌日、翌々日と伸ばし伸ばしになってしまう可能性があるからです。

解約の意思が決まったら、Softbankサポートセンタ(0800-1111-820)に先ず電話です。
繋がったら、「契約者ID」の確認や本人確認が行われます。

ソフトバンクエアー(SoftbankAir)解約手順:②返却

ソフトバンクエアー(SoftbankAir)の解約を伝えたら、レンタル契約をしている場合は、Airターミナルの返却を行います。
分割で購入されている方は対象外です。返却すれば残価を返してもらえるわけではありません。

ソフトバンクエアーを発送する場合、プチプチ等で簡易梱包した場合のサイズは60サイズになります。
同一圏内の場合、クロネコヤマトは930円、ゆうパックの場合は810円となり、ゆうパックの方が安くなります。
この送料は契約者負担になりますので、出来るだけ費用を抑えておきましょう。
返却期日は、解約した日の翌月の20日になりますので、忘れないように解約したらサクッと返却しておきましょう。

【送り状例】

ソフトバンクエアー(SoftbankAir)解約費用

解約金は9,500円ですが、更新月であれば不要です。
更新月は、契約した月の24カ月後、48カ月後になります。
途中契約プラン変更を行った場合は、変更月から24カ月後、48カ月後になります。
更新月については、My SoftBankにログインして確認する事が可能です。

さらに、プレミアムプラン、Airターミナルを分割購入されている方は追加の費用が掛かります。

プレミアムプランを契約されている方

ソフトバンクエアーのプレミアムプランを契約している方は、解約金以外にプレミアムプランの解約金3,000円が追加されます。
解約金9,500円+プレミアムプラン解約金3,000円で合計12,500円の解約金が発生する事になります。

Airターミナルを分割購入されている方

Airターミナルを分割購入されている方は59,400円(税込み)を36回で分割しています。
残価の算出は下記の式で算出可能です。
残価=1,650円x(36-契約月数)

<例1>契約期間12ヵ月の場合
1,650x(36-12)=39,600円
<例2>契約期間24ヵ月の場合
1,650x(36-24)=19,800

これに解約金も加わり、一括で翌月に請求されることになりますので、注意しましょう。

ソフトバンクエアー(SoftbankAir)解約費用を0円に抑える方法

更新月以外だと解約金、36カ月未満だと端末残金の費用が発生する事になりますので出来るだけ安く済む様にタイミングなどを理解しておきましょう

解約費用を0円に抑える方法:その①更新月に解約

解約費用を抑えるには、更新月に解約する事をお勧めします。
しかしながら、契約後すぐに解約したくなった場合は、数年使う方が無駄な費用を払う羽目になるので、解約金を払ってでも解約した方が無難です。

Airターミナルを分割購入されていない方は24ヵ月目の更新月での解約をおすすめします。
Airターミナルを分割購入差rている方は、48ヵ月後の更新月で解約を行えば費用は掛かりません。

解約費用を0円に抑える方法:その②光に乗り換えてキャッシュバックで補填

Airターミナルの解約費用を抑えるには、長期間契約をする他ありません。
しかしながら、光に乗り換えることで、キャッシュバックを受ける事も可能なので、キャッシュバックで解約時の費用を軽減する事が可能です。

キャッシュバックキャンペーンについては、こちらから御確認下さい。

ソフトバンクエアー(SoftBankAir)についてのまとめ

ソフトバンクエアー(SoftbankAir)契約前にこちらの記事にたどり着いた方はラッキーです!
契約してしまってからでは無駄なお金を払う事になっていたかも知れません。

リモートワークなどで常時ネットに接続する場合にソフトバンクエアーは全く信用できないので契約をしない方が無難です。
もし契約してしまっても、契約後8日以内であればクーリングオフする事が可能ですので、直ぐに手続きをしましょう。

また、契約してしまっても、一時的に損はしてしまいますが、光に乗り換えて費用を軽減する事も考慮して検討して頂ければと思います。

契約してしまって、実際の遅い通信を体験されてしまったらイラ立つと思います。
でもそこは「いい勉強になった」と解釈して、次は最善の回線を選ぶ事に頭を切り替えていくと良いと思います。