シニアや子供むけのトーンモバイル利用者の声まとめ
トーンモバイルは、シニア層や子供などを主なユーザー対象しており、大手通信キャリアと家族で契約すると毎月の費用負担が大きいですが、トーンモバイルを使うことによって大幅な費用削減が可能となりす。
シニア層を家族にお持ちのかたや、お子さんがいる方はトーンモバイルの検討をされている方は多いのでは無いでしょうか?
トーンモバイルを契約する上で気になる点等を交えて、実際の利用者を声をまとめておきますので、参考になれば幸いです。
トーンモバイルのユーザーの声まとめ
トーンモバイルのCMやWEBサイトをみると、シニア層や子供向けといったことよりも、「容量無制限」、「月額1,000円」などの謳い文句によって契約したユーザーからの「全然使えない」といった声が多いです。
これらのコメントによって「全然使えないなら…」と契約を見送った方も多いのではないでしょうか?
その様なコメント以外の実際はどの様な方に向いた格安SIMなのかをまとめて見ていきましょう。
トーンモバイルは無制限と謳っているけど実際は低速?
先にも記載しましたが、トーンモバイルはテレビCMや広告、最近では女性誌の「Very」などにも取り上げられていて、興味をもった方が多いです。
さらには、家電量販店などでも、「ギガが減らない」「ずっと月額1,000円」などの広告を見かけてご存知のかたも居るのでは無いでしょうか?
ここで大きな行き違いが発生しているのが、通信速度制限についてです。
速度制限があることについてはパット見では全く分かりません。
パット見だと、月額1,000円で使い放題と見えるため、夢の様な格安SIMだと勘違いされてしまう方が多いようです。
なので、実際契約してから低速であることに気が付き「速度が遅すぎる!」「使い物にならない!」などの苦情コメントに溢れてしまっている結果になってしまっています。
トーンモバイルの特徴
ここで一旦、トーンモバイルの特徴をまとめておきましょう。
・AIを使った、子供向けの制限機能「TONEファミリー」
・使えるエリアはドコモ回線なので安定していて広い
・プランが1種類で迷わない
・初心者向けのサポートが手厚い
・通信速度は500〜600kbpsと低速
特徴からすると子供やシニア向けに、データ通信をあまり必要としない方向けと言う事がお分かり頂けますでしょうか?
特にスマホを初めて使う方や、格安スマホ初心者に対してサポートが手厚い形でのサービスを提供していますので、無料でサポートを提供していたり、データ移行等の初期設定などもサポートしてくれます。
トーンモバイルの公式サイトにも、「子供におすすめ」「シニア層におすすめ」などと記載があるくらいなので、本来のサービスとしてはターゲットを子供とシニアにしていることは明らかですが、販売する側は多く契約数を欲しいといったところで通信速度については広告などで謳っていないのが問題になりますね。
トーンモバイルの回線速度は遅い
トーンモバイルの特徴としては、容量制限はありませんが、概ね通信容量の制限が掛かった時と同じ程度の速度制限が掛かっています。
通信速度は500〜600kbpsとなっていて、常に速度制限が掛かっている状態です。
※500-600kbps程度の通信です。通信速度は回線状況により変化します。
この通信速度500〜600kbpsで使える範囲としては、LINEやGoogleマップ、SNSを閲覧する程度です。
webブラウジングなどでは、最初のページを表示するためにはかなりの時間を要しますし、混雑状況によっては表示されずにタイムアウトすることもありますので、使えないといった苦情が出てもおかしくない通信速度です。
公式ページでは、500~600kbpsと謳ってはいますが、格安SIMの場合、全てのユーザーでトーンモバイルがドコモから借りている回線を共有するため、混雑します。
これによって、実際の速度は300kbpsや128kbpsといった状況になるので、今まで大手通信キャリアで契約されてた方にとっては「もの凄く遅い」「使えない」といった感じになります。
あくまでもトーンモバイルは、無制限で使えるというよりは、月額1,000円でネットに接続できる程度と考えておきましょう。
あくまでもあまり使わないユーザー向けなんです。
トーンモバイル回線を使ってみると
実際にTONE e20を契約してみましたが、「まぁライトユーザーなら使えるかな?」といった感触です。
Youtubeなどの動画は画質は最低の状態になりますが、結果としてはとぎれとぎれで待ち時間が多く視聴する感じにはなりません。(よっぽど暇ならスマホにデータがキャッシュされるまで待って、見て、待ってを繰り返せば見れるかもですが。。。)
LINEなどは特に問題なく使えますが、動画や写真などを見る際にはかなり時間が掛かりますので、大きなデータを見るときにはWi-Fi環境になったら見るといったように、受信後直ぐに見れるといったことにはなりません。
Googleマップ等の場合、最初の表示までにかなりの時間を要します。
一度データがダウンロードされればスムーズにはみれますが、スクロールや拡大、縮小等をした際にデータが無い領域になると、表示までにかなり時間が掛かります。
外で地図を見たいときはそこまで暇なことは無いので、あまり使えないといった感じです。
地図は、Wi-Fi等の通信環境が良い場所でデータをスマホに予めキャッシュさせておくのが一番良いでしょう。
これらの体験から、一般的なユーザーには向いていないと思います。
あくまでもライトユーザー、連絡用としてといった感じになります。
ゲームやWEBサイト、動画を良く使う方はトーンモバイルは絶対に向いていませんので、他の格安SIMや楽天モバイル等を検討しましょう。
通信エリアはドコモと同じ
トーンモバイルの回線はNTTドコモと同じ回線を使用しています。
3Gと4G(LTE)回線を使用していますので、全国どこでもドコモと同じエリアで使用可能です。
トーンモバイルが向いている方は?
トーンモバイルは低速回線で制限なく定額で利用出来るサービスです。
よって、向いているユーザーに限りがあります。
向いているユーザーとしては、
・小中学生を持つ親御さんが子供との連絡用に
・お孫さん等とLINE等の連絡が出来れば良い シルバー層
・つながればそれで良いスマホ初心者
これらを対象として特化したサービスを提供しているのがトーンモバイルです。
これらの制限があるから、月額1,000円でサービスを提供することが出来るんです。
トーンモバイルでyoutubeは見れないの?
トーンモバイルは通信速度が非常に遅いので、動画は見れないと思って置いたほうが良いでしょう。
youtubeを低画質でストリーミング再生するには、通信速度として1Mbpsは必要になります。
トーンモバイルの通信速度は500〜600bpsなので、低画質であっても視聴するには時間が掛かります。
以下、実際のユーザーの声です。
高速チケットを購入しないでYouTube視聴は可能だけど、画質を144pまで画質を落とさないと厳しい
YouTubeは見れるけど、途切れ途切れでストレス貯まると思います。
トーンモバイル公式サイトでも、動画を見たりアプリをダウンロードする場合、1時〜6時を除いた時間に行う場合は、別途高速チケットを購入することを推奨しています。
トーンモバイルとしても動画視聴等の高速データ通信は別途料金を徴収する形ですので、その点は他の格安SIMとさほど変わらないでしょう。
トーンモバイルの有料高速チケット購入で動画は見れる?
格安SIMで速度制限500〜600kbpsで、状況によっては混雑しもっと低速になるのがトーンモバイルです。
よって、高速チケットを購入しても混雑していれば低速で無駄に高速チケットを消費してしまうことにもなります。
よって、この高速チケットを購入して、動画を実際見てみることにしました。
高速チケットを購入して、通信速度をチェックしてみたところ、約3Mbpsまで早くなりました。
この速度は大手通信キャリアを使用されていた方にとっては低速の部類です。
大手通信キャリアの通信速度は実測値でも200Mbpsですから。。
しかしながら、低速になれているとかなり高速に感じますし動画も止まる事無く視聴することが出来ますので、ストレスからは開放されます。
高速チケットは1GB単位で購入可能で、最大で1月に10回まで購入することが可能です。(10GBまで)
購入価格は1GBあたり、android用が300円、iPhoneが440円で購入可能です。
10回購入すれば概ね格安SIMと同じ程度の月額費用になります。
なので、使いたい分だけチャージして使うといった使い方もありかと思いますが若干手間ではあります。
自宅にWi-Fi環境がある方は、外出時はあまり速度を使わず、自宅でダウンロードやデータをキャッシュ(地図を端末であらかじめ表示することで、外出時のデータダウンロードを減らす)する等の工夫をして、使いたいときには有料のチケットを使う使うといった事もありだとは思います。
トーンモバイルを契約する前に知っておきたい注意点
これまで、トーンモバイルの通信速度にフォーカスして記載してきましたが、トーンモバイルを契約する前に知っておきたい点としては、2年縛りであるという点です。
速度が低速なのを知らないで契約してしまうのも問題ですが、解約違約金が9,800円ということと、縛り期間が2年あると言うことを事前に知っておかないと、遅くて使えないからMNPしようとしても2年縛りで解約出来ない。。といった事に陥ってしまいます。
契約開始から2年間は、解約や乗り換えには違約金9,800円が必要
しかしながら、2年毎に縛りが発生するのではなく、契約から2年間は縛りが発生するだけではあるので、2年間我慢するといった形が出来れば問題はありません。
iPhone用のSIM「TONE SIM (for iPhone)」の場合は少し違う
トーンモバイルではiPhone用のSIMを別に用意しています。
こちらの契約の場合は、最低利用期間の設定及び解約違約金は発生しません。
苦情が多いのは過去のTONE端末に対してが多数
トーンモバイルの苦情や口コミを見ると、その多くは2017年以前のものが多いです。
その口コミの内容を見ていいると、TONE m15、TONE m14といった低スペックの端末に対する酷評が非常に多いです。
それもそのはずで、以前のTONE m15、TONE m14は、台湾製の低スペックスマホだけだったということが原因です。
現在では、スマートフォンのレベルがあがり、「TONE e20」という端末であれば基本的な性能は十分なのであまり酷評は見られなくなりました。
現在の「TONE e20」は十分なスペック
現在トーンモバイルでセットで販売されている端末は、2020年2月に販売開始された「TONE e20」で、スペックはかなり良くなって居て特に不満を感じる点はありません
デザイン面でも、ディスプレイはかなり広く確保されて居て、見た目でダサさはありません。
まとめ
これまで、トーンモバイルについて酷評となっている原因等をユーザーの声を交えてトーンモバイルについて記載してきましたがいかがでしたでしょうか?
子供のみまもり機能等については、公式サイトをご確認頂きたいのですが、子供を持つ親としては持たせても良いスマートフォンではないかと思います。
ポイントだけおさらいすると
・トーンモバイルは低速の速度制限があることで無制限
・小中学生、シニア層等のライトユーザーにおすすめ
・子供向けの制限機能、見守り機能は格安スマホ界では随一
・専用スマホとのセットが基本で、最低利用期間がある(最初の2年のみ縛り)
決して、ミドル、ヘビーユーザー向けでは無いことを理解しておきたいところです。
気になる方は試して見るのもあり
トーンモバイルを契約する前に触って見たい方は、いつ部のTSUTAYAやカメラのキタムラで触って試すことが可能になっています。
その場で契約をすることも可能なので、お近くに店舗があれば触って見ることをおすすめします。
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