ドコモから5Gを活かした「新体感ライブCONNECT」で8Kライブ映像をVRグラス

ドコモから5Gを活かした「新体感ライブCONNECT」で8Kライブ映像をVRグラス

NTTドコモでは、2019年1月から提供を開始している新体感ライブのサービス名を2020年1月22日から、「新体感ライブCONNECT」に変更し、5Gサービス開始に合わせて、さらなる発展を目指した形で、名称変更と共に意識を新たにする方針を発表しました。

どの様に変わるのか見ていきましょう!

新体感ライブCONNECTって?

NTTドコモが提供してきた、新体感ライブは名称変更し「新体感ライブCONNECT」に変わったことで何が変わるのでしょうか?
実際、どの様な変更が行われて、どの様なサービスが提供されるのか気になるところですので、その辺りを見ていきましょう。

新体感ライブはどんなサービスだったの?

新体感ライブのサービスは、音楽ライブ等のコンテンツをスマートフォンからマルチアングルで視聴可能としていたサービスです。

新体感ライブCONNECTでは、アーティストとファンやファン同士が繋がる様な仕組みが考えられていて、5Gネットワークを活用したライブ体験を提供する可能性を秘めており、これらの提供を目標として名称変更が行われました。

複数のカメラ映像を元にしたマルチアングルでの配信やARマーカーが印刷されたグッヅにスマホをかざすとアーティストのフィギュアが浮き出るARフィギュア、映像アーティストの服装にタッチすると通販サイトに飛び、同じものが購入できるTIG Liveといったものも引き続き利用可能です。

新体感ライブCONNECTの特徴は?

新体感ライブCONNECTになって何が変わるのかというと、5G回線を利用することでより詳細な映像配信が可能になるため、8KVRライブが楽しめる様になります。
8KVRライブでは、ライブ会場に設置した360度カメラで撮影した映像を視聴できるので、ライブ会場の最前列に居る様な臨場感のある映像を楽しむ事が出来ます。
NTTドコモでは、このことを文字通り「バーチャル最前列」と呼んでいます。

この8KVRライブを楽しむには、ユーザーがWebサイトで有料のコンテンツを購入する必要があります。そして、専用のアプリを起動してVRグラスにスマホを装着することで、コンテンツを楽しめるようになります。
VRグラスについては、ユーザーが別途購入するか、コンテンツとセット販売されている物を使用することで視聴可能になります。

8KVRライブってどんな感じなの?

今の地上波若しくはBSで楽しめるのは、4Kとなっていますが、8Kって一体どの様な映像になるのでしょうか?
高精細となった映像をスマートフォンを使ったVRで4Kより精細な映像を楽しむことは可能なのでしょうか?

8K映像では、文字通り4Kの倍になるので、データ量が増加します。
大きくなったデータをどの様に処理するのかと言うと、様々な新しい技術を取り入れている様です。

増加した映像データをスマホやVRグラスなどでスムーズに表示させるには、映像を軽くする必要があります。
その処理は、リアルタイムスティッチング処理といい、複数のカメラで撮影した映像を一旦サーバーでつなぎ合わせて、360度のリアルタイム映像を作る。
この360度のリアルタイム映像を配信する際にユーザーが見ている部分を高精度なデータで配信し、それ以外の部分を低解像度にしてデータ全体の容量を減らす処理を行います。

この処理は、クラウド上のサーバーで行われるので、ライブ配信を行うコンテンツ提供者は装置を設置する必要がなくコスト低減が可能なしくみになっています。

どの様なコンテンツが配信されているの?

2020年当初に8KVRライブの第1弾コンテンツとして、丁度2020年1月22日にCDデビューとなったジャニーズのアイドルグループ「SixTONES」と「Snow Man」のスペシャルイベントの模様を2020年3月18日〜20日の間で実施しています。
イベントの模様は8Kで生配信され、コンテンツはVRグラス付きで3,300円、8Kではない今まで通りのマルチアングルライブの場合は2,200円で有料コンテンツとして販売されています。
購入はタワーレコード店頭若しくはオンラインのdショッピング等で販売されました。

最新の情報はどこで確認出来るの?

最新のライブ配信については、新体感ライブCONNECTの公式サイトで確認することが出来ます。
ライブ配信が終わったあとも視聴することが出来ますが、期限があるため期限内で楽しみましょう。
今年の年末年始はコロナの第3波が訪れており、この様なライブ配信による年末のイベントを予定しているアーティストが多いです。
是非、この機会に臨場感あるれるライブ配信をVRで楽しんでみてはいかがでしょうか?