iPhone12シリーズの売りは「5G」だけではなかったその正体とは(1/2)
Appleから通常より約1月遅れで、Apple初となる5G対応のスマートフォン「iPhone12」シリーズが発売となりました。
このiPhone12を待ちわびていた方も多かったのでは無いでしょうか?
5Gが日本国内で2020年3月末にスタートしたにも関わらず、iPhoneからは5G対応した製品が発売されていなかったので、まだかまだかと待ちわびた方も多かった様です。
iPhone12シリーズはiPhone12、iPhone12mini、iPhone12Pro、iPhone12Pro Maxの4機種を販売します。
iPhone12シリーズの売りは5G対応?
iPhone12シリーズの発売は5G対応を待ちわびていたユーザーにとっては、とても期待値が高かったと思います。
iPhone12シリーズの特徴は何と言っても、5G対応がメインになりますが、ホントのところ、5G対応だけが特徴なのでしょうか?
モバイル通信という枠組みでは、5G対応以外でも注目すべきトッピックスがあります。
先に発売となった、iPhone12及びiPhone12Proを実際に街へ持ち出し、5G対応スマホの実力などをチェックしてきましたので共有していきたいと思います。
iPhone12を5Gエリアでテスト
iPhone12とiPhone12Proを街へ持ち出し、5Gエリアで高速通信が体験出来るのか試してみました。
その結果、今回用意したiPhoneはiPhone12とiPhone12Proの他に比較用として、iPhone11Proを用意。
回線はドコモ回線を用意し、速度計測を行いました。
場所は、東京都内のドコモショップ内にて実施しました。
店舗内ということで安定した環境だとは思いますが、5Gスマホを取り扱っているので、計測タイミングによってばらつきがありました。
条件が良いときであれば、5Gで接続して上りが100Mbpsを超えることもしばしばありました。
行った通信速度テストは、iPhone単体、テザリング接続(Wi-Fi経由のインターネット接続)、USBケーブルを使用したインターネットの接続を行いました。
スピードテストは”Speedtest.net”を利用し測定しました。
テザリング及びUSB接続によるテストについては、手持ちのMacBookPRO(2018)を使用し測定しました。
iPhone単体テスト
iPhone単体でのスピードテストは各端末で5回づつ行いました。
行った結果の平均値は以下のとおりとなっており、iPhone11でも十分高速で全く遅い感じはしませんでしたが、iPhone12は5G回線ということから更に高速で高速で通信出来ている事が明らかでした。
上りの速度が高速になっているのでライブ配信等では5Gエリアが広がれば、活用が期待されます。
- iPhone 12:下り499.4Mbps/上り108.3Mbps
- iPhone 12 Pro:下り555.3Mbps/上り99.7Mbps
- iPhone 11 Pro:下り309.7Mbps/上り37.0Mbps
テザリング(Wi-Fi経由のインターネット接続)
テザリングのWi-Fi経由でインターネット接続を各5回ほど実施してみました。
結果の平均値は以下の通りです。
- iPhone 12:下り283.9Mbps/上り105.7Mbps
- iPhone 12 Pro:下り298.2Mbps/上り98.3Mbps
- iPhone 11 Pro:下り32.3Mbps/上り27.9Mbps
結果としては、下りが遅くなったのは明確ですが、この原因として考えられるのがWi-Fiの性能による速度の落ち込みが大きい形になっているようです。
このWi-Fi要因での落ち込みが大きいのはiPhone11Proが最も大きくなっていますので、Wi-Fiの性能によるところが大きいのは確かな様です。
-
前の記事
iPhone12シリーズ(12・12mini・12Pro・12ProMax)の違いは? 2020.10.22
-
次の記事
iPhone12シリーズの売りは「5G」だけではなかったその正体とは(2/2) 2020.10.23