iPhone12 iPhone12Proは5Gのミリ波帯にも対応?日本では使えるのか・・

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iPhone12・iPhone12Proが2020年10月23日に販売開始となり様々な情報が飛び交っている。
NTTドコモでは5Gのミリ波帯の周波数を9月23日からサービスを開始ししているがiPhone12/iPhone12Proはその恩恵を受けることが出来るのでしょうか?

その実態について考察してみましたので、参考になれば幸いです。

iPhone12・iPhone12Proはミリ波帯で使えるのか?

先ず知っておきたいのは、ミリ波って何なの?ってことではないでしょうか?
5Gで使われる周波数については、LTEなどで使われている周波数で〜5GHzまでをsub6帯と呼んでいます。
この帯域は周波数が低い方は連続した帯域を確保することが難しく高速データ通信はあまり望めません。
よって、5Gではsub6の中でも周波数の高い3.5GHzや4.7GHzなどの高い周波数を利用することで連続した周波数を確保し高速化を行っています。

さらには、より高い周波数26GHzや39GHzなどの周波数を用いたものをミリ波と呼んでいます。
なぜ、ミリ波と言うのかというとミリ波のミリとは、電波の波長が1〜10mm(ミリ)の波長になる30G〜300GHzの周波数を用いた帯域だからです。
このsub6より高い周波数のミリ波は、スマホなどには用いられていない周波数のため連続した周波数で帯域を確保することが可能で、より高速な通信を行うことが可能になります。

なので、iPhone12/iPhone12Proでミリ波は使えるのか?ということを技術的に詳しい方々は気にされる訳なんです。

iPhone12 iPhone12Proの対応バンドは?

日本国内で販売されているiPhone12は現段階ではiPhone12(A2398)、iPhone12mini(A2402)の2種類
今後日本で発売される予定のモデルはiPhone12Pro(A2406)、iPhone12ProMax(A2410)
の全4モデルを予定しています。

これらのモデルの5G対応バンドは、バンドn1、n2、n3、n5、n7、n8、n12、n20、n25、n28、n38、n40、n41、n66、n71、n77、n78、n79となっています。
5Gの日本国内で展開されているバンドはsub6では、n77、n78、n79。
ミリ波では、n257となっています。

ということは、日本国内で正規に販売されるiPhone12は全てミリ波に対応しない事になります。

ミリ波に対応しているのは米国モデルのみ

実は、iPhone12シリーズでミリ波に対応しているモデルは、Apple本国の米国モデルのみとなります。
米国モデルのiPhone12も4モデルで、iPhone12(A2176)、iPhone12mini(A2172)、Phone12Pro(A2341)、iPhone12ProMax(A2342)のラインナップとなっていて、ミリ波に対応しているバンドは、n260、n261です。
日本国内で展開されているミリ波のバンドは、n257のため米国モデルを持ってきたとしても、iPhone12でミリ波を使った5G通信は日本国内では難しそうです。

米国版モデルのiPhone12シリーズは外観に違いが!

外観も日本国内モデルとでは若干異なります。
下の写真が米国版のiPhone12の写真です。
国内モデルを既にお持ちの方に質問です!
違いが分かりますか?

恐らく違いはわからないのでは無いでしょうか。。
写真ではうっすらとした違いしか表現しきれて居なくて難問でした。。

答えは下の写真の様に左下が米国モデル、右下が日本国内モデルになります。
違いは、米国版は側面にミリ波用のアンテナがあります。
今までのスマホは内部のアンテナ素子が電波を出していましたが、ミリ波となると直線性が増し、障害物があると通過出来ないため、アンテナが表面に来ている訳です。

なので、米国版のiPhone12のように表面にアンテナが来ているスマホはアンテナ部分を手で握ってしまうと著しく電波が弱くなってしまうので、避けて握るようにしましょう。

でも、iPhone12米国モデルが使えるかも・・

対応するバンドが異なっていますが、可能性はゼロではありません
n257のバンドは、n261のサブセットバンドと呼ばれ、周波数の被りがあります。
提供するNTTドコモなどの大手通信キャリアの今後の対応によりますが、n257のバンド内でn261に対応したスマホがネットワークに接続を試みてきた場合に使わせる設定をすれば利用が可能になる可能性があります。

しかしながら、日本国内で米国用のスマホを日本人が使うことは電波法上禁止になります。
海外からの旅行者が使うことは特例として認められているのが現状ですので、2021年に繰り越されたオリンピックでの海外からの渡航者が増えることを見越して、大手通信キャリアがn257のバンドでn261に対応したスマホを受け入れる設定を行うかによっては、米国モデルのiPhone12が利用可能になります。

まとめ

調べた限りでは、iPhone12シリーズを国内のミリ波で使うことは難しそうです。
しかしながら、今後の大手通信キャリアの対応によっては、米国モデルのiPhoneであれば使えるようになる可能性はゼロではありません。
実際対応となったかどうかは、通信キャリアの立場では電波法上の関係性から公表することは先ず無いでしょう。
なので、実際は米国モデルを5Gのミリ波が出ているサービスエリア内で動作確認をしなければ分かりません。
どなたか情報がございましたら、コメント頂けると嬉しいです。