auの新料金プランは大炎上!なぜ炎上したのか原因はなんだったのだろうか(1/3)

auの新料金プランは大炎上!なぜ炎上したのか原因はなんだったのだろうか(1/3)

auは新料金プランを発表したが、結果「大炎上」することになった。
NTTドコモが2020年12月3日に新料金プランのアハモ(ahamo)を発表した直後にKDDIはau向けの新料金プランとして「データMAX 5G with Amazonプライム」を発表しました。
この新料金プランは大方の予想に反して、今まで通りの何ら変化の無い料金プランとなっています。
この新料金プラン「データMAX 5G with Amazonプライム」は、その名の通りAmazonプライムが付いてくるプランです。
Amazonプライムは個別に契約しても月額500円となっており、既に1年間の限定ではあるがNTTドコモから既に発表されているAmazonプライムが付いてくるプラント何が違うのだろうか?

大方の予想を裏切った形となった新プランの発表会は炎上する結果になりましたが、一体auが行った新料金プランが抱えている問題点とは何だったのでしょうか?
そのへんについて詳しく見ていきましょう。

auの新料金プラン「データMAX 5G with Amazonプライム」とは?

auが発表した新料金プランの「データMAX 5G with Amazonプライム」は月の容量制限が無制限でAmazonプライムが付いているプランとなりますが、他にはKDDIとテレビ朝日が運営する「TELASA」もセットに実は含まれています。
こちらの新料金プランの価格は月額9,350円(税別)となっており、従来の「データMAX 5G」と同様にデータ使用量が2GB以下の場合1,500円が自動で割り引かれる仕組みとなっています。

さらには、2020年12月11日からは、Amazonプライムは既存の料金パックにも付けるとのこと。
ちなみにNetflixとTELASAがセットになったプラン「データMAX 5G Netflixパック(P)」は料金はそのまま据え置きで9,650円となります。
AppleMusic、Netflix、youtubePremiumがセットになっている「データMAX 5G ALL STARパック(P)」についても料金据え置きで1万1150円での提供となります。
要は、パックのプランにAmazonプライムを追加するといった新料金体系となります。

新料金プラン「データMAX 5G with Amazonプライム」を分解

では、この新料金プラン「データMAX 5G with Amazonプライム」は一体どの様な料金体系なのでしょうか?
既存の料金プランはAmazomプライムが追加されても料金は据え置きです。
それらを考慮すると、Amazonプライムの月額料金500円(税別)については、料金プランに元々組み込まれていると考えても良さそうです。
メリットを強いて挙げるとするならば、個々にサービスへ個別契約するよりも1つの契約で済むといった点が挙げられるが、既にAmazonプライムと契約している人からすればアカウントを引き継いだりする必要があり、手間を考えるとデメリットになり得ます。

この新料金プランの内容と世間の予測が相当かけ離れていたため、Twitter上のトレンドワードとして「au解約」「さよならau」と言ったワードがトレンド入を果たし、株価を下げる結果となっています。
基本料金については特に値下げを行わず、セット割引といった形の新料金プランであったため、ユーザーからの不満が爆発した形となった様です。

炎上の原因は割引ありきのバンドルプラン

auではデータMAX 5Gなどの基本料金プランにバンドルとして様々なコンテンツをセットにした割引プランを展開しています。
代表的なのはNetflixパックで、通常のデータMAX 5Gより人気を集めているという。
この仕組を使ったのが今回の「データMAX 5G with Amazonプライム」プラン
セットにすることで個々に契約をするよりは料金を安くする事が出来るため、Amazonプライムもこの構図に当てはめた形を取っている。

auの料金プランは基本料金から値下げのオールドスタイル

auが提供している料金プランは、基本料金が割高で様々な条件を組み合わせる事で割引を行う構図となっています。
データMAX 5Gの月額料金は9,350円。これを2年契約とすると170円割引になります。
さらに家族割りをすると、2人で500円、3人で1,000円、4人で2,020円の割引となります。
さらにauスマートバリューで1,000円割引となる。
これらを最大限活用出来ると、月額料金は6,160円まで割り引かれます。

他に期間限定のキャンペーンを適用することも可能で、新規や機種変更の場合は「スマホ応援割Ⅲ」が適用され、6ヶ月間1,400円割引になります。
さらには、5Gスタート割も5G追加分の1,000円も割引の対象になります。
これらの期間限定の割引も含めると月額3,760円で利用出来る様になっています。
この基本料金割高からの割引料金プランに対して、ユーザーの不満が募っています。

「データMAX 5G with Amazonプライム」は、お得なの?

ここでは、実際に新料金プラン「データMAX 5G with Amazonプライム」は各サービスと個々に契約した場合とどれくらいの割引となっているのでしょうか?
単品の「データMAX 5G」の月額料金は8,650円で、「データMAX 5G with Amazonプライム」との料金差は700円。
Amazonプライムは月額500円(税別)となっているので、「データMAX 5G with Amazonプライム」を契約すると約200円損する形になります。
ここにTELASAの月額562円を入れると約200円強安くなる計算になります。
他のデータMAX5Gプラント比較すると、他のデータMAXプランはAmazonプライムが付いても料金据え置きとなっていますので、それらを考慮してもあまりお得感はありません。。

この「データMAX 5G with Amazonプライム」がAmazonプライムとTELASAとのセットで割り引かれていることについては、メリットを感じる、感じないはユーザー個々にことなります。
AmazonプライムとTELASA両方と契約しているユーザーであれば、この「データMAX 5G with Amazonプライム」と契約した方が数百円ではありますが割安になります。

他の視点で考えてみると、「データMAX 5G」自体の月間データ容量に差はありませんが、「データMAX 5Gプラン」でのテザリング、データシェア、世界データの容量は30GBまでの制限があります。
これに対しして「with Amazonプライム」はこの容量制限が60GBまで拡張していますので、データを多く使う方は「with Amazonプライム」を選んだ方が良いでしょう。

しかしながら、TELASAを必要としない場合は割高になってしまうプランとなります。

よって、既存のセットプラン「データMAX 5G Netflixパック(P)」、「データMAX 5G ALL STARパック(P)」の方が料金据え置きでAmazonプライムが付いて来る方がメリットがあります。

このAmazonプライムを料金プランに含める方法は既にNTTドコモで採用されている料金プランで、dドコモの場合は、ギガホやギガライトを契約した場合は1年間無料になります。
auのプランでは、期間は無く契約していれば付いてくるといった物になりますが、2番煎じ感が否めません。