格安SIMをより格安に使うコツがあるって知ってますか?
格安SIMを契約する場合、一番気にするのはやはり月々の利用料金ではないでしょうか?
格安SIMを契約すれば、大手通信キャリアより利用料金を下げる事が出来ますが、データ通信量によっては余り恩恵を受ける事が出来ない場合もあります。
また、大きな容量で契約して損をしてしまっている方も、いると思います。
今回は、格安SIMを契約する上で知っておきたいコツである「低速モード」について、御紹介していきたいと思います。
もしかしたら、あなたの月々のスマホ代がより安くすることが出来るかも知れませんので、知っておきましょう!
格安SIMを契約する際に知っておきたいコツ
格安SIMを契約する上で知っておきたいのは、料金以外にも速度が遅い理由やキャンペーン等様々な情報があります。
そんな中でも、月々の利用容量を下げる事で月のスマホ代をより安く出来るコツに「低速モード」があります。
低速モードとはいったい何なのでしょうか?
低速モードとは?
格安SIMの中には、速度制限の掛かっていない通常モードと、通信速度に制限を掛ける代わりにデータ消費をしない低速モードを用意している格安SIMがあります。
低速モードには様々な呼び方があり、ターボモードOFF、クーポンOFFなどがありますが、全て低速モードと同じ意味合いです。
格安SIMは大手通信キャリアから回線を借り受けているため、借り受けるためには費用が掛かります。
この回線容量及び費用を格安SIMユーザーでシェアする事で成り立っています。
回線容量を多く借りれば速度は上がりますが、料金も上がります。
格安SIMでは、大手通信キャリアから出来る限り少ない容量で借り受ける事で費用を抑えていますので、格安SIM会社としては、低速のユーザーがいることで、借りる回線容量を少しでも下げて契約する事が出来るため、データ消費をノーカウントとしてもメリットがあるため導入している格安SIM会社は複数存在します。
低速モードの速度はどれくらい?
では、低速モードにした場合、どの程度の通信速度になってしまうのでしょうか?
大手通信キャリアのdocomo、au、softbankの場合、月の契約データ容量を超えると速度制限が掛かります。
この場合の速度制限は128kbpsとなり、かなり低速です。
格安SIMの場合は、240kbps~500kbps程度出る格安SIMが多いですが、中には60~120kbpsしか出ない格安SIMも存在しますので注意が必要です。
データ消費がノーカウントになったとしても、全く使えない速度では何の意味もないですから。。
他には、低速モード時でも最初の1秒間程度は通常速度となるバースト機能があるものもあります。
ここでポイントですが、低速モードと月の容量を超えた場合の速度制限の速度は概ね同じです。
よって、月の容量とギリギリで契約していて容量を超え月末低速になる可能性がある方は、128kbpsより低いロケットモバイルやnuroモバイル、ワイモバイルなどは契約対象から外しておいたほうが無難です。
月の容量を超えた場合、1GB単位で追加契約をすることが可能ですが、大半のユーザーは速度制限が解除される翌月まで我慢する事が多いので、最低速度を意識して契約する事が重要になります。
速度 | 格安SIM会社(プラン) |
500kbps | mineo(パケット放題オプション) |
300kbps | UQモバイル(スマホプラン) |
240kbps | OCNモバイルONE |
200kbps | IIJmio、mineo、エキサイトモバイル、イオンモバイル、楽天モバイル、UQモバイル(データ高速プラン)、LINEモバイル(docomo、au回線のプラン)、LIBMO(ライトプラン) |
128kbps | LIBMO(通常のプラン) |
100kbps | ロケットモバイル、nuroモバイル、ワイモバイル、LINEモバイル(softbank回線プラン) |
格安SIMの低速モードはどのタイミングで使うの?
格安SIMで低速モードを使う場合は、主にデータ消費が少ない通信を行うときに使います。
例えば、radikoなどのネットラジオを使う場合やAmazon Music、Apple Music、Google Play Music等のストリーミング時に有効的です。
他には、画像が少ないコンテンツ(webサイト)を閲覧する場合にも有効です。
しかしながら低速モードがデータ消費しないからと言って、常に低速モードで使う事はおすすめ出来ません。
なぜなら、低速モードの場合には低速ですから、Webページの表示は4~5秒、若しくはyahooのトップページを開こうとしても表示までにはかなりの時間を浪費してしまいます。
使い方によって、通常速度/低速モードを効率的に切り替える事が有効です。
低速モードは、自動的に切り替わるものは無く、アプリやユーザーの管理画面などから通常/低速の切り替えを行います。
低速モードを有効的に使いたい場合、yahooトップページなどの様にデータ容量が必要なサイトやアプリなどはWi-Fi環境などであらかじめ開いておくことでデータ通信が低速であっても使いやすくすることが可能です。
低速モードへ切替る事が出来る格安SIMは?
格安SIMの低速モードへの切替えは方法は2通りあります。
1つ目は、格安SIM会社から提供されるアプリから通常速度/低速モードを切替える方法。
2つ目は、WEBサイトから設定を変更する方法です。
1つ目のアプリで低速モードへ切替える事が出来る格安SIMは
・UQモバイル
・OCNモバイルONE
・mineo
・IIJmio
・イオンモバイル
2つ目のWebサイトでモード切換えが出来る格安SIMは
・エキサイトモバイル
・LinksMate
・LIBMO
上記以外の格安SIMは速度の切り替えは行えません。
月額の容量を超えてしまった場合に速度制限が掛かる形です。
主には、楽天モバイル(Rakuten UN-LIMIT)、LINEモバイル、BIGLOBEモバイル、U-mobile、DTI-SIM、ロケットモバイル、nuroモバイル、ワイモバイル、QTモバイル、NifMo等があります。
低速モードの制限は?
低速モードに切替える事で、データ消費はノーカウントになりますが、そのままだと低速の容量無制限という事になります。
格安SIMはあくまでも大手通信キャリアから回線容量単位で費用を掛けて借りている訳ですから、無制限という訳には行きません。
格安SIM各社の低速モード時の制限内容は下記の通りです。
・UQモバイル:3日間で6GB使用した場合
・OCNモバイルONE:月額容量の半分まで(3GBの契約の場合は1.5GBまで低速モードでノーカウント)
・mineo:なし
・IIJmio:3日間で366MBまで
・イオンモバイル:au回線の場合、直近3日間で366MBまで
・エキサイトモバイル:3日間で366MBまで
・LinksMate:3日間で300MBまで
・LIBMO:なし
3日で300~366MBってどれくらい?
格安SIMの低速モードの場合、使用容量によって制限が掛かる場合があることは前述しています。
では、300~366MBを3日間で使うにはどの様な通信が出来るかというと、テキストやWEBサイトの閲覧では概ね超える事はありません。
超える場合としてはradikoなどのネットラジオやAmazon Music、Apple Music、Google Play Music等のストリーミングを長時間医療する場合に発生する可能性が高まります。
音楽ストリーミングの場合、30MB/1時間程度データ容量を使いますので、1日平均して、3~4時間使った場合は容量を超えてしまいます。
ネットラジオやストリーミングサービスを使われる場合は無制限に低速もーどが使える格安SIMを選択すると良いでしょう。
低速モードとバースト転送の違い
バースト転送はIIJmioが初めて始めた機能ですが、低速モード時でも最初の0.5~1秒間は通常のデータ通信ができるサービスです。
Webサイトを開く場合、最初に多くのデータ通信を必要としますので、表示されるまでの時間を短縮させるユーザーにとってはとてもありがたい機能です。
バースト転送機能がある格安SIMでは、yahooやtwitterなどの軽めのサイトは割と普通に見ることが出来ます。
バースト転送機能が搭載されている格安SIMのバースト転送量は以下の通りです。
・200KB以上:ロケットモバイル、nuroモバイル
・150KB:OCNモバイルONE、イオンモバイルタイプ2、NifMo
・75KB:IIJmio、イオンモバイルタイプ1、エキサイトモバイル
・容量不明:mineo、BIGLOBEモバイル
ロケットモバイルの低速モードは100kbps程度でとても遅いですが、バースト転送量は300KBありますので表示までは速いです。(最初だけで低速になると超遅いです。)
低速モードが使える格安SIMのおすすめランキング
格安SIMで低速モードが使えるであれば、月額の容量を低くすることで月のスマホ代金を抑える事が可能です。
低速モードへの切り替えや料金、速度の観点からおすすめ格安SIMを御紹介します。
おすすめランキング1位:mineo
低速モードが使える格安SIMのおすすめ第1位は、mineoのパケット放題プランです。
mineoには低速モードへ切り替えるアプリがあるので、切り替えはとても簡単です。
mineoの低速モードは200kbpsくらいの速度で、無制限で利用する事が可能です。
さらには、mineoのパケット放題オプションを追加する事で、月額350円で低速モードが500kbpsまで速度が上がり無制限となるのでとてもおすすめです。
データSIMの場合、月額700円の500MBプランにパケット放題を付ければ、月額1050円で500kbpsが使い放題になります。
音声SIMの場合では通話SIM500MBとパケット放題で月額1750円で500kbpsが使い放題となります。
さらには、2020年3月23日から始まった「ゆずるね。」を使えば、23時~7時の夜間はデータ消費が無く通常の速度が使い放題になります。
おすすめランキング第2位:UQモバイルのスマホプラン
UQ mobileにもてーそくモードへ切り替えるアプリがあり切り替えは簡単です。
UWモバイルのスマホプランでは、低速モードの速度は300kbps出ますので、低速と言えども中々使える速度です。
バースト転送機能はないため、低速モードへ切り替える前にあらかじめWebサイトを立ち上げておけば、表示されるまでの時間の浪費を抑える事が可能です。
この速度であれば、youtubeの低画質(240p)程度であれば止まらずに視聴する事が出来ます。
おすすめランキング第3位:OCNモバイルONE
OCNモバイルONEにも、低速モードに切り替えるアプリがあり、切り替えは簡単です。
OCNモバイルONEの低速モードの速度は240kbpsとなっており、そこそこ使える速度です。
低速モードを使うにあたっての注意点は低速モード時はデータ消費はないものの、容量制限がある事です。
月3GBのプランの場合、1.5GBまでしか低速モードは使えません。
また、バースト転送(150KB)が使えますので、Webサイト表示時の時間の無駄を省くことが可能です。
これら以外にも、OCNモバイルONEでは追加料金なしで、MUSICカウントフリーを申し込めば誰でもデータ消費なしで音楽配信サービスを利用可能です。
MUSICカウントフリーで対象となる音楽サービスは下記の通りです。
・Amazon Music
・ANiUTa
・AWA
・dヒッツ
・LINE MUSIC
・Google Play Music
・RecMusic
・Spotify
・ひかりTVミュージック
まとめ
格安simをより安くする方法はいかがでしたでしょうか?
もしかしたら、格安SIMや契約を見直す良い機会になったのではないでしょうか?
今回の記事は低速モードをメインに掲載しましたが、あなたにとっては他に気にするべきポイントがあると思います。
それらも踏まえて、格安SIMの契約や契約プラン見直し等のお役に立てたらと思います。
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