アハモahamoショック!ドコモの激安プラン「アハモ(ahamo)」は新料金プランなの?(3/3)

アハモahamoショック!ドコモの激安プラン「アハモ(ahamo)」は新料金プランなの?(3/3)

アハモ(ahamo)は新料金プランという位置づけではありますが、既存のドコモユーザーにとってはあまりメリットが無い料金プランとなっています。
ドコモユーザーにとっては、新料金プランは非常に気になるところだと思います。
しかしながら、アハモ(ahamo)に変えてもあまりメリットがないユーザーが多いのが現実です。
どうして、その様なことが言えるのでしょうか?
具体的な内容を見ていきましょう。

アハモ(ahamo)は、ドコモ内移行はメリットなし?

アハモ(ahamo)を気にしているユーザーの多くは、既存のNTTドコモのユーザーもしくはドコモが高くて他社に移行したユーザー等ではないでしょうか?
20GBで2,980円と聞いて、ソフトバンクユーザー、auユーザーは気にはしていると思いますが、自分が契約しているキャリアの料金がアハモ(ahamo)ショックによって値下げを期待されているユーザーが大半ではないでしょうか?
もしくは、現在使用しているキャリアに不満を持ちながらも利用しているユーザーが検討材料として捉えているのではないかと予測されます。

既存のNTTドコモユーザーの方は「ギガホ」「ギガライト」を契約されている方が大半を占めていると思いますが、「ギガホ」を利用しているユーザーにとっての20GBはあまり魅力を感じないのではないでしょうか?
結果として容量を増やしたりして料金的には変わらないもしくは高く付くことが予想されるからです。
また、「ギガライト」を契約しているユーザーの大半は1GB程度の利用になっているため、月額1,980円で済みます。
既存の料金プランは光とセットで割引を受ける事も可能なため、わざわざ高くなる料金プランに移行することは少ないのではないでしょうか?
よって、新料金プランの「アハモ(ahamo)」は既存のドコモユーザ向けでは無く、他社のユーザーを獲得するための対策としての意味合いが非常に強いことが伺えます。

そして、恐らくアハモ(ahamo)が入り口で、他社ユーザーは実はドコモは安かったのか!と気付かされる流れで「ギガライト」や「ギガホ」に流れていく構図がみてとれます。

ドコモユーザーがアハモ(ahamo)で恩恵を受けるには?

既にドコモユーザーの方がアハモ(ahamo)に移行するメリットが少なさそうなのは上記よりご理解いただけたでしょうか?
しかしながら、自身が使う容量をあまり知らずに店頭等の進めによってなんとなく「ギガホ」や「ギガライト」を契約している方の中には「ギガホ」で容量を大幅に余らせていたり、「ギガライト」で上限に近いデータを使用している方にとっては、移行することで恩恵を受けることが可能です。

しかしながら、実はこの様なユーザーが増えるとNTTドコモとしては収益へ与えるインパクトが非常に大きいため、「ギガホ」「ギガライト」もアハモ(ahamo)水準に合わせて料金の見直しを行うとしています。
変更点はよりシンプルで分かりやすいプランとし、可能な限り早めに打って出るとしています。

アハモ(ahamo)が料金プランの一部となった事による捻じれ

ドコモはアハモ(ahamo)をサブブランドでは無く、料金プランとした背景には政府からのメインブランドでの値下げの要求に対して新料金プランという位置づけで発表されたと予想されます。
このアハモ(ahamo)がサブブランドではなく、料金プランとして位置づけられた事により、他の料金プランの見直し、更には回線をMVNOに卸す際の料金に対しても見直しを迫られる結果となっています。
ドコモはサブブランドではなく、料金プランであると強く強調していますのでこれらについては既存の料金とのねじれを解消することも急務になっています。

既存ユーザーがドコモショップに訪れるのでは?

アハモ(ahamo)の発表は大きなインパクトがありました。
内容的には20GBで2,980円という情報だけ取り上げられ、オンライン限定であることを知らずにドコモショップを訪れるユーザーも現れるのではないでしょうか?
それらの懸念については、ドコモ側としても認識しており、アハモ(ahamo)を希望されるユーザーが訪れる事によりドコモショップの負担が増える事もおきうると想定し、店頭サポートの有料化など何らかの仕組みを用意するとしています。

アハモ(ahamo)で利用可のなスマホは違うの?

アハモ(ahamo)は新料金プラントしながらも、オンラインで購入できるスマートフォンについては未だ決まっていない状況です。
これは、既存の料金プランでは物理的なSIMカードが必要なため発行する際に、カードへのデータの書き込み、発送、サーバー側の設定等の処理が必要になります。
恐らく、NTTドコモが既に販売しているスマートフォンとは異なり、eSIMに対応した5G対応スマートフォンの提供をするのでは?と予想されています。

同じドコモでも料金プランが異なると選べるスマートフォンが異なるとは…かなり疑問が残る料金プランです。
もし、iPhone等の人気機種が選べないとなった場合、かなりデメリットとなりそうです。
この点についてはデジタル・ネイティブ向けを謳っているのであれば、既に格安SIMで提供している様に推奨スマホを一覧で提示し、ユーザーがSIMフリースマホを用意する事も検討の一部には入っていただきたいところ。

アハモ(ahamo)は料金プランとしてはシンプルですが、見方によっては既存のドコモと混在して余計にわかりづらくなるところも正直あります。
これらを受けて、今まで以上に丁寧なユーザーへの説明を行って頂きたい。