トーンモバイルを契約する前に知っておきたいメリット・デメリット!(2/2)

トーンモバイルを契約する前に知っておきたいメリット・デメリット!(2/2)
トーンモバイルは月額1,000円〜という謳い文句で宣伝を行っていますが、実際のところどうなの?って思われている方が多いのでは無いでしょうか?
実際のところ、用途によってはメリットが高いですが、用途が合わない場合はデメリットが大きいと思います。
そんなトーンモバイルですが、端末とセットになっている事も特徴的です。
端末の選択肢は1つで他はiPhoneとなりますが、セットとなる端末は1種類となっているので、欲しい機能や性能が合わなければ、価格が安かったとしてもあまりメリットはありません。
トーンモバイルでセットとなるスマホの性能からトーンモバイルのメリット・デメリットを見ていきましょう。

端末スペックからみる、トーンモバイルのメリット

トーンモバイルのスマートフォンは「TONE e20」の1択でトーンモバイル専用端末となっています。
トーンモバイルの「TONE e20」について、メリットを見ていきましょう。

メリット①:スマートフォンが「TONE e20」に限定されサポートを受けやすい

実際、スマートフォンを購入される方の多くは、どのメーカーのどの機種で何色、価格はこれくらいだから…などの選択肢の中から選ばれるのが通常ですが、トーンモバイルの選択肢は1つのため、悩む必要がありません。
スマートフォンに詳しくない方からすればどれも一緒でなにがどう違うかなどの専門用語を調べるだけでも一苦労です。

トーンモバイルでは選択肢を限定的にしていることにより、その悩みは不要となっています。
2020年11月28日時点では、「TONE e20」のみの提供となっていて、操作方法が分からない場合などはサポートする側、される側にとってはサポート体制を整えやすくなるため、トーンモバイルではサポート体制を万全に用意をしています。
さらに、家族で契約した場合などは、家族間で教え合うことも可能になるため、問題解決がしやすいという点があります。

メリット②:端末代金が19,800円で格安

大手通信キャリアのスマートフォンではおおよそ3〜8万円で、ハイスペックになれば10万円を超えるものも多くなってきています。
そんな中、19,800円と格安な形でスマートフォンをセットで購入することが可能になっているので月額の費用だけでなく、かなりお手頃で初期費用を抑える事が可能です。

さらに、期間限定ではありますが「GoToあんしんスマホキャンペーン」を2020年11月27日〜2021年1月31日まで開催しており、端末代金が「0円」になりますので、購入を検討していた方にはかなり絵応報です。

メリット③:専用のTONE Oneアプリで操作がラクラク

トーンモバイルでは公式アプリ「One」を提供しています。
このアプリは、以下のポイントが特徴的で、いろいろなアプリを操作、覚える労力を軽減してくれます。
・写真、動画、音楽、ファイル等をOneアプリでまとめて扱える
・パソコンを経由した場合でも写真、動画、音楽、ファイル等を利用可能
・TONEかんたん決済で、音楽配信やプリントサービスの支払が簡単に出来る

パソコンでの操作については、ブラウザからOneサービスにログインして行うので若干ハードルは上がりますが、ケーブルでパソコンに接続する手間などはありませんので、一般的なパソコンとの接続よりはハードルは低いです。

端末スペックからみる、トーンモバイルのデメリット

トーンモバイルのスマートフォンのメリットについて、これまで見てきましたが、ここからはデメリットを見ていきたいと思います。
実際、選ぶ段階の場合、ここからのデメリットも把握した上で、契約を行いましょう。

デメリット①:必要な機能が搭載されていない場合がある

スマートフォンをどの様に使うかによっては必要な機能や性能が不足若しくは無い場合があります。
トーンモバイルでは選べるスマートフォンは1機種のみとなりますから、これは致し方ないところではあります。
しかしながら、カメラ機能や通信機能については一般的な使用においては不足している部分はありませんので、この点についてはあまり問題は発生しないでしょう。

デメリット②:機種変更のタイミングを掴みづらい

トーンモバイルの専用スマートフォンは、遠隔操作サポートなども含め専用端末だからこそ提供出来るサービスとなっています。
そのため、契約時は最新端末だとしても、数年後には古い端末になります。
さらには、使用していると必然的にバッテリーが劣化し待受時間も短くなってきます。
通常のスマートフォンであれば機種変更を行えば良いのですが、トーンモバイルの場合は専用スマホになっているので、専用機種が新しくなった場合やバッテリー劣化時にスマホを交換する場合には最新機種を購入する際にトーンモバイルから最新機種の提供を受けられるかが鍵になります。
最新機種との交換の際に有償になるのか、有償だとしても機種が変更になることで欲しい機能がなくなった場合などには解約することになると思いますが、2年縛りなのでタイミングを合わせなければいけません。
この様な点から、端末の機種変更のタイミングを図りづらいのがトーンモバイルです。
この点はデメリットになりますが、機種が代わることによって契約者が減ることになればトーンモバイルとしてもデメリットになりますので、キャンペーン等を通じて最新機種の提供を受ける事があるので、そのタイミングに合わせて機種変更を行うことが長く使うメリットにもなります。

その部分に対して実際に期間限定ではありますが「GoToあんしんスマホキャンペーン」を2020年11月27日〜2021年1月31日まで開催されているので、今お使いの方は使用上問題が無かったとしても、端末代金を「0円」で負担なく受け取る事が出来ますので、機種更新をしておくと良いでしょう。

デメリット③:縛り期間が2年と長め

格安SIMに限らず、契約期間の縛りを廃止するように総務省からの働きかけがあり、SIMを提供するMNO及びMVNOでは契約の縛りをなくすところが多いのが現状ですが、トーンモバイルの契約では音声通話SIMでなくても全てに最低利用期間を2年に設定されています。

スマートフォンの性能向上は目まぐるしく毎年向上していて、2年経つと相当型遅れになります。
更には5Gのサービスが始まって居ますので、2年後にはどうなっているかの予測をするのはとても難しくなり、2年同じスマートフォンを利用して問題ないかは微妙なラインです。

デメリット④:違約金が9,800円もする

解約違約金が9,800円と割と高額なのは気になあるところです。
せっかく、格安SIM、格安スマホを手に入れたのに、違約金などで9,800円も支払うのは馬鹿らしいと思うのは当たり前です。
今後廃止の方向に動いてくれたとしても、契約時に違約金ありの状態で契約すると解約まではその契約内容は有効ですので、注意が必要です。
料金が安い分、収入を得るためには長期間の契約はオペレーターとしては必要な部分だとは思うので、仕方ないことと割り切って契約をするか、2年縛り期間だけ使ってあとは解約するなどと予め決めておくと良いでしょう。

TONE e20端末のスペック

項目 スペック値
サイズ 高さ:159mm 幅:76.5mm 厚さ:8.2mm
重さ 約175g
ディスプレイ 720×1520ピクセル 6.26インチHD+
カメラ
メインカメラ:1200万画素+1300万画素+200万画素
インカメラ:800万画素
OS Android 9.0
CPU Mediatek Helio P22 (MT6762WB) Octa-Core (2.0GHz)
メモリ RAM 4GB、ROM 64GB
外部記憶領域 microSDカード(最大256GB)
※SIM2スロットとSDカードスロットは共用のため併用不可
バッテリー 3,900mAh(充電用ACアダプタ・USB-typeBケーブル同梱)
SIMカード nano SIM×2
通信方式 GSM 850/900/1800/1900
3G B1/2/5/6/8/19
LTE B1/3/5/8/18/19/26/28B/38/41
Wi-Fi(b/g/n)
Wi-Fiテザリング
Bluetooth4.2

 

端末スペックからみたメリット・デメリットまとめ

トーンモバイルの端末は基本的な機能やスペック、アプリの扱いやすさからすると初心者の方にはとてもおすすめです。
何を選んだら良いのかと選ぶ必要もなく、他の格安SIMにはないサポートを受ける事も出来るので安心です。
しかしながら、2年縛りや端末のスペックはそこまで高くはないので、サクサク使いたい方などには向いていません。
これらの観点から、トーンモバイルをおすすめ出来る方はスマホに関して何もわからないといった方に限定的なサービスになります。

シルバー世代の方が、孫とLINEしたいなどの限定的な利用であれば十分な契約だと思います。

トーンモバイルに向いていない方とは?

youtube等の動画視聴をされる方

トーンモバイルの特徴として容量無制限であることによって、速度制限が掛かっていることです。
この速度制限は動画をストリーミングで視聴することを利用目的とされる方には向いていません。
速度が遅いので動画視聴はまず出来ないと思って置いたほうが良いからです。

ダウンロードはWi-Fi環境で行い、ダウンロードしたデータを視聴するの出れば問題ありません。

また有料のチケット(1GB/300円)を購入する前提であれば動画視聴も可能ですが、他の格安SIMとさほど変わりはありませんのでここでは深く言及はしません。

通信速度を求める方

トーンモバイルの通信速度は500〜600kbpsに速度制限が掛かっているので、通信速度を求める方には向いていません。
500~600kbpsという速度はブラウジングでも表示するサイトによっては、かなり表示するまで時間がかかります。
他の格安SIMで容量を使い切った時の速度制限時と同様の速度なので、経験された方であればイメージつきやすいと思います。

自分で選んだスマホを使いたい方

一般的な格安SIMの場合、SIMを購入し自分のスマホにSIMを挿入することで利用可能になりますが、トーンモバイルの場合は指定されたスマホでの利用となるので、選んだスマホを使いたい方は利用対象ではありません。
iPhone利用の場合は、お手持ちのiPhoneを利用する事が可能で、端末を購入するコストは抑えられますが、月額料金が1,500円と割高になり、高速データのチケットも1GB/440円となり、iPhoneを利用する場合は概ね割高になります。

トーンモバイルが向いていない方は楽天が良いかも。。

トーンモバイルは端末制限があり、スマートフォンを使った事がある方についてはあまり向いていないのが実情です。

その様な場合の選択肢として、データ通信料を月額2,980円で速度制限を受ける事無く、楽天エリアであれば容量も無制限で利用可能となるのでおすすめです。

トーンモバイルを検討していて、速度や端末を理由に契約は出来ないとお考えの方は、楽天モバイルに変更することで、月額料金はトーンモバイルと比べると3倍になりますが、違約金等もないので試しに契約してみるのは、かなりありかと思います。