Galaxy Z Fold2がサムスンから登場!使い勝手が大幅に向上した折りたたみスマホはどうなのか?
サムスンから折りたたみスマートフォンの2代目として、使い勝手を大幅に向上させて「Galaxy Z Fold2 5G」がいよいよ発売となりました。
CMが流れると「ん?」「折りたたみ?」「どんな感じに進化してるの?」と気になった方は多いのでは無いでしょうか?
そんな方に向けて、使い勝手が大幅に進化したと噂の「Galaxy Z Fold2 5G」をチェックしてみましたので、一緒にみていきましょう!
完成度をどれほど高めて進化したのか?
折りたたみ型のスマートフォンはサムスンとしては、2代目になります。
以前のモデルから数年が経ち、完成度を大幅に向上させた様だが、一体どの様に進化したのだろうか?
色々気になる点が多いので、順を追ってみていきましょう。
ディスプレイサイズの大型化
Galaxy Z Fold2のディスプレイは、ディスプレイ側に折りたたまれ、ディスプレイが内側に折り畳まれる構造になっています。
ディスプレイが内側に折りたたまれる事によって、スマートフォンとタブレットの切り替えが可能となっています。
初代の「Galaxy Fold」と比較すると、今回発売された「Galaxy Z Fold2」は、Galaxy Zシリーズに新たな一員として追加され、位置づけが明確になりました。
明確な位置づけがなされたことでシリーズ化され、今後折りたたみ型スマホが展開されそうな期待にが出来そうなモデルとなっています。
初代と2代目のスペック比較
Galaxy Fold | Galaxy Z Fold2 | ||
本体サイズ | オープン時 | 160.9×117.9×6.9mm(最厚部7.6mm) | 159×128×6.1mm(最厚部9.4mm) |
クローズ時 | 160.9×62.8×15.7mm(最厚部17.1mm) | 159×68×13.8mm(最厚部16.7mm) | |
重量 | 276g | 282g | |
画面 | オープン時 | 7.3インチQXGA+(2152×1536) | 7.6インチQXGA+(2208×1768) |
クローズ時 | 4.6インチHD+(720×1680) | 6.2インチHD+(816×2260) | |
Soc | Qualcomm Snapdragon 855 | Qualcomm Snapdragon 865 Plus5G | |
メモリ | 12GB | 12GB | |
ストレージ | 512GB | 256GB | |
OS | Android9 | Android10 | |
カメラ | メインカメラ | トリプルカメラ (16MP+12MP+12MP) |
トリプルカメラ (12MP +12MP+12MP) |
サブカメラ | デュアルカメラ(10MP+8MP) | 10MP | |
カバーカメラ | 10MP | 10MP |
比較表を見ると、本体サイズは概ね大きくなっていますが、その分ディスプレイサイズが大きくなっている事が大きな改良点です。
開いた状態のタブレットモードでは、7.3インチから7.6インチと大きな変化はありませんが、折り畳んでスマホモードにした際のサイズについては、4.6インチから6.2インチにかなり大型化を果たしています。
このカバーディスプレイが大型化したことによって、使用頻度の多いスマートフォンとして、使いやすくなった事が一番大きな変化です。
タブレットモードも大きな改善
タブレットモードでは、ディスプレイサイズが若干大きくなった他にインカメラが1つになり、カメラ部の画面処理がピンチホール型になり、有効画面面積が広くなった事が大きな改善点で、画面が全体に広がっているので、非常に見やすくなっています。
スマートフォンモードに変化は?
初代のGalaxy Foldと同様に、2代目のGalaxy Z Fold2 5Gについてもスマートフォンモードでは、細身のボディになります。
Galaxy Z Fold2 5Gでは、全画面になったことで、解像度は2,260×816ピクセルとなります。
アスペクト比は独特な2.77:1という画面比率になっています。
初代のGalaxy Foldでも21:9といった独特な比率だったのですが、2代目の方が遥かに細長いアスペクト比になっています。
縦長になって使いづらいのかといえば、そうでもありません。
ウェブサイトはより長く下までみれますし、SNSでも快適に閲覧も出来ますので全然OKです。
タブレットモードでは、パンチホールでカメラが処理されていることも相まって、かなり画面が見やすくなっていている印象です。
折りたたみディスプレイの特徴なのか、従来同様に画面は柔らかめです。
画面は柔らかさが必要なので仕方が無いですが、傷がつきやすい感じなので、折りたたみに対応した保護フィルムを貼ることをおすすめします。
折りたたみ角度が固定可能に!
2代目のGalaxy Z Fold2 5Gの変更点のトピックスとすればもう一つ。
画面の折りたたみ角度が固定出来るようになったことです。
この固定機能は、Galaxy Z Flipで採用された機能をFold2にも採用した形です。
Youtube視聴なども便利に
Youtubeを視聴する場合、動画は上半分で再生され、下半分ではコメントを確認したりすることが可能です。
タブレットでの表示よりはサイズやみやすさの点では劣るものの、便利さによりその点はカバーできています。
Galaxy NoteのアプリがまるでノートPC
他の優越ポイントとしては、Galaxy Noteアプリを使用する際には、下半分をキーボードにすることが出来るため、ノートPCの様なつかいかたが可能になります。
しかしながら、ノートPCと比べると操作性が劣り、簡易的なノートPCといった感想です。
カメラ機能は高機能化に
Galaxy Z Fold2 5Gは、ハイスペックモデルという事もあり、カメラは大幅に高機能化を遂げています。
このGalaxy Z Fold2 5Gは、Galaxy Note20シリーズと開発タイミングが同じことからか、背面側のミスティックブロンズが共通しており、カメラユニットが大型のものを搭載していることも共通しています。
さらには、初代の超広角カメラは1600万画素であったことからも、Galaxy Z Fold2 5Gでは画素数の上では減ったことになります。
しかしながら、センサーサイズは同じであるので、画素数が少ない分画質は向上しています。
画質はシャープネス
画質は、サムスンの特徴でもある色の良さとシャープさの強さは健在です。
若干わざとらしい感じの画像にはなるが、一眼レフカメラにはない、スマートフォンらしい描写となっています。
手ブレ補正機能は強力で、三脚がなくても本体を90度折り曲げた状態で撮影をすれば、夜景もキレイに撮影することが可能です。
Galaxy Z Fold2 5Gでは、メインカメラがトリプル、スマートフォンモードのインカメラ、タブレットモードでのインカメラ、合計で5つカメラを搭載しています。
この折りたたみ型のGalaxy Z Fold2 5Gならではといえば、タブレットモードで折り曲げた状態でメインカメラで撮影が出来る様になったことは自撮りをする方にとっては非常に強い武器になります。
唯一の難点は、価格
Galaxy Z Fold2 5Gの難点といえば、やはり価格でしょう。
Galaxy Z Fold2 5Gは20万円を超える高額製品でありながら、カメラは最高クラスのものを搭載していませんので、少し残念なポイントです。
現行のサムスン製品だと、Note20 Ultraは1億画素を超たセンサーを搭載しているので、Galaxy Z Fold2 5Gでも搭載して欲しかったところ。
まとめ
カメラなどは、価格などのスペック等からすると、より高画質のカメラを搭載して欲しかったのは事実。
Galaxy Z Fold2 5Gは使い勝手の点などから優位点はありますが、本来のタブレットやスマートフォンと威嚇してしまうと、少し中途半端な商品となってしまっています。
折りたたみ機能が改善され、途中で固定出来る様になったことで、自立したカメラ撮影や自撮りがしやすくなったのはとても良いポイントです。
実際には、auからの販売価格は25万9980円で、2年分割で端末を返却する場合であっても、実質15万5940円と高額になります。
使い勝手や利用シーンが拡大したため、その価格の対価として妥当なスペックなのかは個々に判断が変わるところ。
サムスンからは、他のメーカーにはないNoteシリーズがあり継続してシリーズで販売を行っています。
今回発売となった、Galaxy Z Fold2 5GについてもZシリーズとして継続販売され、より発展し続けて頂きたい楽しみな製品の一つ。
現在の世の中では、購入する層が分かりづらいが、世の中が追いついて来ればこの折りたたみ型のスマートフォンは可能性が大きいため、サムスンには開発を継続してさらなる発展を期待したい。
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