5Gへの移行を強化するドコモはエリア拡充とミドルスペック端末を強化(2/3)

NTTドコモは、5Gの展開を加速させるため、ミドルレンジのスマートフォンを展開することで、端末の価格を抑えて購入しやすくすると発表しました。
ミドルレンジのスマートフォンは3万円〜5万円の価格帯で販売するようで、これまでのスマートフォンユーザーの5Gへの移行を促進する策を打ち出して来ました。

実は発表された内容はこれだけではありませんでした。
それは一体どの様な内容だったのでしょうか?
今までにない、新たな対策となっているので詳しく見ていきましょう。

5G体験をより身近に体験できる環境づくり

5Gは、高速大容量、低遅延、多元接続といった大きな技術的な柱があります。
この5Gの特徴は今までのスマートフォンだけでは活かしきれないのが実情です。
スマートフォン以外のデバイスを5Gネットワークに接続することによって、様々な楽しみや利便性向上への幅が広がります。

しかしながら、スマートフォン以外のデバイスは知られていなかったり、設定が高度であったりとハドルが高いのが実際のところ。
得体の知れないデバイスに数万円〜数十万円などの投資が出来るユーザーはかなり限定的です。

それらの課題に対してNTTドコモが発表したものは、スマートフォン以外の5G対応デバイスのレンタルサービスです。
その名も「kikito」
なんだか、トヨタの維持費コミコミの自動車販売手法の名前に良く似てますね。
パクリでしょうか?

この「kikito」はスマートフォンと連携可能な一眼カメラやアクションカム、プロジェクター、VR用のヘッドマウント型ディスプレイ、家庭用のロボット等を予定しています。
レンタルは、1日単位の短期のものと、30日間の長期レンタルが選択可能になっています。
レンタルして気に入った場合は、そのままレンタル品を買い取ることも可能なしくみ。

本来であれば、デバイス自体が5Gへ接続して通信を行うのだが、残念ながら現在では内蔵しているデバイスは無いため、スマートフォンと接続して利用する形の物に限られる様です。

レンタルはいつから?価格は?

この「kikito」サービスについては、2020年3月から開始となる予定で、まだ詳細の価格や機器については決定していない模様。
恐らく、デバイスに応じて個々に価格設定される事が想定されますが、思い切って定額制を採用してもらいたいところ。
どの様に使えるかはわからないので、様々なデバイスを試してみたいと個人的に考えており、あまりにも高額であればレンタルするハードルが上がってしますので、ドコモさんに頑張って頂きたいところ。

サービスが開始されれば、イベント事や旅行などの際に気軽に借りる事が出来る様になり、利用シーンが多々ありそうで、期待しています。
5G周辺デバイスをレンタルとすることで、5G周辺のデバイスや5Gに特化した体験をすることが出来ます。
が、その一方で5Gを今までのスマホでの利用以外の体験を促したいにもかかわらず、5Gスマホ経由のデバイスばかりでは、4Gでも出来そうな内容ですので、ただ単に周辺デバイスをレンタルするだけで終わってしまう気配もゼロではありません。

よって、今後の展開としては、5Gのエリアの拡充とともに周辺デバイスもデバイスが直接5Gネットワークへ接続する事がさらなる5Gの発展に繋がると考えられるので、2021年3月末には何らかのデバイスを追加してサービス開始して頂きたいと期待が募ります。