iPhone12の発売が遅れたことによる携帯ショップへの影響は?(2/2)

iPhone12の発売が遅れた事によって、量販店などの販売ノルマのある店舗については、ダメージを被っている店舗が少なくなさそうなことは、以前の記事で掲載させて頂きました。
実際のところ、iPhone12の売れ行きが好調であれば、2期連続でノルマ不達といたことにはなりません。
そうなると、iPhone12の販売状況が気になるところですね。
販売状況についても聞いてみましたので、以降に掲載していきます。

iPhone 12,iPhone12 Proの販売状況は?

上期は新型iPhoneの発売が遅れ、上期にノルマ不達の店舗が多かった様です。
下期は新型iPhoneの売れ行き次第では、一気にノルマ達成の可能性が高まります。
発売日のWebサイトの混雑状況を鑑みると、iPhone 12シリーズは売れそうなのでなんとかノルマをクリア出来そうな気がします。

しかしながら、実際の店舗の状況はWebサイトの混雑とイコールではないかも知れませんので、実際に店舗へ行って販売状況を聞いて回ってみました。

店舗で聞いたiPhone12の売れ行きは?

店舗で店員さんに聞いて見たところ、「iPhone 12、iPhone 12 Proはどちらも売れてます。」と笑顔でお答えいただきました。
コロナの影響で、実店舗の販売よりネット販売に流れているのかと思っていましたが、来店して実物を確認されてから購入される方は意外と多いようです。

今年の目玉の5G関連のスマホは売れず暇な状況が続いていたとの事。
それに比べると、iPhone12シリーズの発売によって、大繁盛と言える位に販売数を伸ばしているとのこと。

しかしながら、売れる時に予約なしに購入出来るフリー在庫が全く無いとの事だった。
これもコロナ過の影響でiPhone12シリーズの生産台数が少ないことによる影響かと思われます。
このフリー在庫が少ないことから、期待していた販売台数を下回る結果になっているとのこと。

フリー在庫が無いということは人気があると言うことになるので、iPhone12の販売は好調なことが伺えました。と、同時に、販売台数を伸ばすタイミングで在庫無しは多く売ることが出来ないため、ノルマ達成には歯がゆいところ。

実際にiPhone12を予約して購入しに店舗へ伺いましたが、特に待たされることなく1時間程度で購入することが出来ました。
そこで聞いたのは、売れ行きは好調ではあるが、以前のiPhoneの発売と比較すると、盛り上がりに掛ける結果であるようでした。

iPhone12と5G Androidスマホはどっちが好調?

iPhone12は既に販売されている5G対応Androidスマホと比較すると、どちらが売れているのでしょうか?
様々な店舗で販売員の方にヒアリングをしたところ、今まで販売されてきた5GのAndroidスマホよりも売れているとのこと。
5G<iPhoneの構図による5G無しでもiPhone12を購入したい人が多かった事がこれからも伺えます。

ノルマクリアが難しい店舗の状況は?

実際の店舗では売上は好調なものの盛り上がりに掛けるということでした。
これはやはりコロナの影響でオンラインで購入された方が多かったのではないでしょうか?
もしくは、実店舗の購入については先送りし、様子を見ているユーザも少ないでしょう。

上期にノルマ達成が出来なかった店舗の状況は、予約状況も芳しくないと言うこと。
フリー在庫は微量ありますが、フリー在庫目当ての方はあまり居ないようです。

現状の新機種の在庫は少なく、旧モデルを含めて在庫が少なくなっている状況の様でした。
iPhone 12のフリー在庫が当たり前の様に入荷しなければ、下期のノルマも落としてしまいそうで不安とのことです

iPhoneを売りづらい郊外の店舗であっても、iPhoneをおいいてあることで集客可能なため、iPhone以外のスマホを売りやすくなります。
よって、iPhoneを在庫出来ないことは下期ノルマクリアには大きなファクターとなっている様です

個々数年でスマホの販売台数は徐々に減ってきている様です。
そうなると、郊外の量販店等は、店舗を維持する事が難しくなるため、郊外では大手通信キャリアの店舗しかなくなってしまう可能性が高くなっています。

新型iPhoneの発売が遅れたことは単に遅れただけではなく、スマホ販売市場においては多きなダメージを与える結果に繋がっています。