アハモahamoショック!ドコモの激安プラン「アハモ(ahamo)」は新料金プランなの?(1/3)

ドコモが打ち出した激安料金プランのアハモ(ahamo)に業界が激震しています。
そもそもで、ドコモのアハモ(ahamo)は新料金プラン?なのと言った声が多いのも事実です。
この料金プランは他のキャリアで言えば、auのUQmobile、ソフトバンクのY!mobileといったサブブランドと同質の体系では無いのでしょうか?
この記事では、NTTドコモが打ち出した、「アハモ(ahamo)」とその他のキャリアの対応について、まとめて置きたいと思います。

ドコモが打ち出した激安「アハモ(ahamo)」の意味とは?

菅新内閣に変わってから、武田総務大臣によりアクションプランが提示されました。
この内容の本質的部分は、携帯料金が国民の生活を圧迫しているとし、料金値下げや仕組みの改革を求めた内容です。

これらを受け、auのサブブランドのUQmobileやソフトバンクのサブブランドのY!mobileから20GBの割安プランが提示されました。
この発表を受け、武田総務大臣は、メインブランドユーザーが多いのになぜメインブランドは値下げを行わないのかとキツめの提示を行いました。

これらに対して、真っ先に新プランを提示したのはNTTドコモでした。
このメインブランドのドコモが提示した新料金プランの「アハモ(ahamo)」は、20GBの容量で、月額2,980円、各種事務手数料を廃止し、5分の無料通話、82カ国の国際ローミングもつけています。
このNTTドコモの「アハモ(ahamo)」の主なターゲット層はデジタルネイティブの若者層をターゲットとしていて、NTTドコモが一番弱い年齢層になります。
この格安SIMかと思わせる内容のアハモ(ahamo)は、他社よりかなり低い水準となっており、他社より先駆けて激安料金を打ち出した事に業界に激震が走っています。

デジタル・ネイティブに特化した新料金プラン「アハモ(ahamo)」は最強?

アハモ(ahamo)は、若者層をターゲットにしていて、若者層はデジタル・ネイティブ世代であるために、これまでのサービス形態が大幅に変わっています。

NTTドコモのこれまでの「ギガホ」「ギガホライト」といった料金プランをプレミアムといった位置づけにした上で、「アハモ(ahamo)」は別の料金プランという位置づけで料金プランを発表しています。

しかしながら、別の料金プランとしながらも、これまでのドコモショップでの取り扱いが無いなどのサービス形態が大幅に異なるため、新料金プランといいながらも、他社のサブブランドに近いかたちとなっている。
今回発表された「アハモ(ahamo)」の位置づけとしては、中容量としていて、小容量の発表はまだなされていません。今後の発表にも期待感が高まっています。

さらに発表では、システムが間に合わなかったとして、当初はドコモからの以降時にはMNP扱いとなってしまいますので、サブブランドとしての準備をしていたものを前倒しで発表した感が否めません。
MNP扱いとなった場合でも手数料等は無料となりますので、ご安心を。

アハモ(ahamo)の料金は20GB、2,980円と分かりやすく

アハモ(ahamo)の料金プランは非常にわかりやすいのが特徴です。
容量20GB、料金2,980円となっており、アハモ(ahamo)=2,980円といった様な料金プラン=提供内容といったように分かりやすく覚えやすい。
これにより、他社との比較検討をする際においても単純に判断することが可能となっています。

さらには、20GBの容量を超えた場合、速度制限が掛かりますが、この速度制限は他社のサブブランドで提供されていて好評の1Mbpsの速度制限となっており、この点においても他社との差を無くし比較し易くなっています。
そして、20GBの容量を超えた場合においても1GB単位で容量を追加することが可能で、1GB/500円という価格になっています。

音声通話に関しては、定額でかけ放題になるオプションも用意されており、この「かけ放題オプション」は月額1,000円で追加することが可能です。


アハモ(ahamo)の他社との大きな違い

アハモ(ahamo)の他社の料金プランと大きな違いとなっているのが、国際ローミングです。
アハモ(ahamo)の国際ローミングの料金は無料で82ヶ国で、契約を特に行わなくてもそのまま利用可能となっていて、容量も20GB内であれば無料で利用が可能となっています。

この国際ローミングはこれまでオプションで提供されていた「パケットパック海外オプション」の200ヶ国と比べてしまうとかなり少なくなっていますが、これは恐らく接続料の安いキャリア及びミーズの高い国と地域に限定されていることが要因ではないかと思われます。

アハモ(ahamo)はオンラインに特化し手数料無料

このアハモ(ahamo)の特徴は、デジタル・ネイティブ向けのサービスということだけあって、手続きは全てオンライン化が行われています。
この手続の処理を全てオンライン化したことにより、人件費、店舗のコストを削減することが可能になり、事務手続きに掛かる各手数料が全て撤廃されています。
撤廃される手数料は、新規契約時の事務手数料、機種変更の手数料、さらにはMNP転出手数料が撤廃となる。
事務手続きが全てオンライン化したことによる恩恵は料金だけではありません。
オンライン化したことにより、ユーザーは気軽に契約や変更の手続きが可能になります。
この手続が全てオンライン化したことの恩恵は大きく、実際のドコモショップなどの店舗に訪れて手続きを体験されたことがある方なら分かりますが、待ち時間や店舗の営業時間の影響を受けること無く24時間いつでも契約手続きが可能になりますので、ユーザー側の時間的なコストの削減が可能になっています。

提供する側、される側両方にメリットがあるのが、この「アハモ(ahamo)」ではないでしょうか?

アハモ(ahamo)でなくなるサービスもある?

アハモ(ahamo)は、これまでのNTTドコモのサービス形態とは異なるため、様々な割引等の適用が受けられなくなっています。
ドコモのポイントサービスのdポイント等のdアカウントは利用可能ではありますが、1番の違いはキャリアメールがなくなる点にになります。
これまでNTTドコモなどの通信キャリアではキャリア独自のドメインのメールアドレスがありましたが、gmail等のメールアドレスの普及により、あまり使われなくなっているためキャリアメールがアハモ(ahamo)ではアドレスの付与がありません。
また、NTTドコモの料金プランの1つとされてはいますが、ファミリー割引の対象外となったり光とのセット割引の適用はありません。
アハモ(ahamo)は、新料金プランではありますが、サブブランド要素が多い料金プランとなっているため、1人で利用する若者=デジタル・ネイティブ向けに別枠で料金プランを作った形になります。
これまでのキャリア・サービスに慣れていて自分で設定などをあまりしたことがない方にとっては向いていない料金プランと言えます。

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