au版Galaxy Z Fold2 5Gの実機チェック!海外版とのちがいやケースなど
auから11月4日に発売となった、「Galaxy Z Fold2 5G」はau独占という形で販売となりました。
このGalaxy Z Fold2 5Gは初代のGalaxy Foldの後継機で2代目となります。
Galaxy Foldもauから独占販売となっていましたが、今回もauからの独占販売となります。
このGalaxy Z Fold2 5Gは、Samsung製で折りたたみが可能な液晶を搭載している折りたたみ型モデルとなります。
初代モデルでは、カバー側の液晶が小窓のようになっており使い勝手が悪かったですが、2代目の「Galaxy Z Fold2 5G」では、大きくなっており、折り畳んだ状態でもスマートフォンのように使用可能になっています。
この様に様々な進化を遂げた「Galaxy Z Fold2 5G」は初代からどの様な進化を遂げているのでしょうか?
さらには、この「Galaxy Z Fold2 5G」は日本国内版と海外版が存在しており、その違いについても見ていきましょう。
auから11月4日に発売された、Samsung製の折りたたみ型スマートフォン「Galaxy Z Fold2 5G」
初代のモデルの欠点であったカバー側の液晶ですが、4.6インチから6.2インチへと大型化が行われました。
これによって、閉じた状態でもスマートフォンの様に使用することが可能になりました。
メインディスプレイのインカメラ部分はピンホール加工が採用され、実際には7.3インチから7.6インチと微増ながらも、画面が大きくなった印象を受けます。
閉じた状態でスマホとして使える様に
1つ目の変更点としては、カバーディスプレイの大型化があります。
カバー側の液晶は初代モデルでは、小窓サイズでしたが、2代目のGalaxy Z Fold2 5Gでは、全画面に近いほど液晶画面が非常に大きくなりました。
これによって、閉じた状態でのスマートフォンとしての利用が可能となり、使用感も一般的なスマートフォンと同様に使うことが出来ました。
しかしながら、折りたたみ型ということもあり、折り畳んだ状態では厚みを感じることは間違いありません。なので、多少のなれは必要になりますが…
カバーディスプレイ
カバーディスプレイのサイズは6.2インチ(2,260×816)でアスペクト比は25:9と縦長になります。
こちらの画面では、アプリを2つ画面を分割して使用出来ます。
メインディスプレイ
メインディスプレイは、開いた状態で7.6インチ(2,208 x 1,768)となっており、初代のGalaxy Foldでは右上にカメラ部分が画面をえぐっていましたが、Galaxy Z Fold2 5Gではパンチホール処理となり画面部分を広くとれるようになりスッキリした印象です。
初代モデルでは、ヒンジは固定出来なかったため、開いたら開きっぱなしとなるヒンジ構造でした。
このGalaxy Z Fold2 5Gからは、75度〜115度の範囲で無段階に固定が可能になりました。
この機能により、三脚が無くても机の上においた状態で撮影が可能ですし、ビデオ通話なども簡単に出来る様になり、とても便利です。
この途中で折り曲げた際は撮影画面が上下に分かれ、画面下側がカメラの詳細設定画面になるため、撮影がとてもやりやすい印象でした。
もちろん、画面を完全に開いた状態でも撮影は可能で、この場合は撮影対象の詳細を確認する際にはとても見やすくなります。
手持ちで撮影する場合は、開いた状態よりも閉じた状態でカバーディスプレイで確認しながらの方が撮影はしやすいです。
画面駆動速度が可変に
Galaxy Z Fold2 5Gの画面は折りたたみという機能だけではなく、駆動速度を変える事が可能です。
駆動速度は60Hzと120Hzの2つから選択可能で、120Hzの場合はゲームなどをする際には最適な機能です。
SoCはどんなスペック?
Galaxy Z Fold2 5GのSoCはSnapdragon 865 PlusとRAM12GBと現時点ではAndroid最速となるスペックです。
ゲームなどをする際にも全くストテス無く、サクサク動作しました。
しかしながら、操作が激しくなる様なゲームでは、画面が柔らかいので爪などの小キズが付きそうな感じで恐る恐る試しました。
海外版Galaxy Z Fold2 5Gとの違い
日本国内はauから販売される物だけですが、海外版のモデルも存在します。
外観に関してはほぼ変わりませんが、変わるとしたら、側面のロゴがGalaxyに変わっているところでしょうか。
ちなみに海外版はSamsungのロゴになります。
海外版のGalaxy Z Fold2 5G(SM-916B)については、物理SIMとeSIMのデュアルSIMですが、au版はeSIMには非対応で、物理SIMが1枚のみ挿入可能となっています。
アクセサリーの充実が課題
Galaxy Z Fold2 5Gの純正カバーも同時に発売予定となっています。
実際のカバーについては、海外製のカバーのLeather Coverを取り寄せて確認してみましたが、残念なことに、カバーは両面ではなく片側となっていますのでデザイン的にあまりイケてません
初代モデルはカバー側の画面が小型であったので、カバーは前背面有りましたが、今回のモデルではカバー側の液晶が大きくなったこともあり、片側のみのカバーとなります。
今後は、純正品以外にサードパーティからカバーが発売されてくると思いますが、カバー側に何らかのバンパー的なものが取り付けられるようになると良くなると思います。
残念ポイントとしては…
残念なポイントとしては、メインカメラの深度カメラがなくなった事です。
それから、非接触のFelica等には対応していません。
実際に暫くつかって見ると、電子書籍や動画を見る時以外は折り畳んだ状態での使用が多かったです。
一番の残念ポイントは、何といっても価格です。
この機能やSoCを搭載している事によって、ハイスペックの仕上がりとなっていますが、約25万円とこちらもかなりハイスペックな感じです。
価格については、機能面から見てもいたしかたないとは分かって入るものの、このスマホに25万円出すのは…スマホとしては縦長で微妙、メインディスプレイはタブレットよりは劣る等、中途半端感が否めません。
価格を抑える方向で安価版が出てくれえればありかと思いますので、Samsungには頑張って頂きたいと思います
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