Galaxy Z Fold2 5Gがサムスンから新発売されauが今回も独占!

auが2020年11月4日に販売を開始したサムスンの特殊なスマートフォンがCM等で話題を集めています。
そのスマートフォンは、「Galaxy Z Fold2 5G」でディスプレーが折り曲がり折り畳めるタイプのスマートフォンで5Gにも対応したハイスペックモデルとなっています。
この様な折りたたみスマホは、auから2019年10月25日に発売された「Galaxy Fold(SCV44)」の後継機種となり、約1年後に次世代モデルが発売されたことになります。
このスマートフォンはディスプレイが折れ曲がる特殊な液晶画面技術を採用することにより製品化が実現されていますが、前回モデル同様にauから独占で国内販売となります。
他のメーカーでもSIMロック解除を行えば使えるのか?
それら気になる点について調べて見ましたので、一緒に見ていきましょう!

初代モデルからどの様な進化となったのか?

初代のモデルには、ワイアレスフォン「Galaxy Buds」が同梱されていました。
実売価格はなんと17,000円前後でおまけとしては高額なものが同梱となっていました。
今回のGalaxy Z Fold2 5Gでは、AKGのチューニングマイク付きの高音質イヤホン(USB Type-C)が同梱となっており、若干お得感はありません。
価格は初代の24万5520円から値上がりし、25万9980円となっています。
残念な点は更に続きます。
FeliCaにも対応していません。

しかしながら、5Gに対応し、デザインや使い勝手は大幅に改善されていますので、進化した点をこれから見ていきましょう!

 

SoCはAndroid最速のSnapdragon865Plusを採用

Galaxy Z Fold2 5Gでは、Android最速となるSoCのQualcomm製のSnapdragon865Plusを採用しており、OSはAndroid10となっています。

SoCの詳細を見ていくと、「Qualcomm Snapdragon 865 Plus 5G Mobile Platform」で8コア、3GHz×1、2.4GHz×3、1.8GHz×4といったCPUが搭載されており爆速な仕様となっています。
メモリーは12GB、ストレージは256GBを搭載していますが、microSDカードには対応していません。ここは少し残念ポイント。

ディスプレイの進化

メインディスプレイは折りたたみが可能で、7.6インチ QXGA+の2208×1768ピクセル
有機ELのDynamic AMOLEDを採用しています。
カバー側の縦長のディスプレイは、6.2インチHD+ 2260×816ピクセルでSuper AMOLEDを採用。
初代のGalaxy Foldでは、メインディスプレイは7.3インチQXGA+の2156×1536ピクセルで有機EL(Dynamic AMOLED)、カバー側が4.6インチHD+ 1680×720ピクセルでSuper AMOLEDを採用していたので、比較すると、メイン側のディスプレイは多少大きくなった感じですが、カバー側のディスプレイは大幅に大きくなっています。
形状は縦長ではありますが、通常のスマートフォンとしての使い方も可能なディスプレイサイズとなっていて、使い勝手も問題有りません

メインカメラ側はさほど変化がないのかと言うとそういう訳でもありません。
初代モデルは、メインディスプレーの右上にインカメラと深度カメラを搭載していて、大きくディスプレイ表示面に干渉していましたが、Galaxy Z Fold2 5Gでは、カメラ部の処理をパンチホールに変更されており、画面への干渉が大幅に軽減されています。
そして、画面自体もベゼル部分のギリギリまで広がっていますので、見た目は大きく改善されています。

折りたたみ型ではあるが、折り畳んだ状態であれば、普通のスマートフォンと同じ様な使用感です。
形状的に厚みはありますが、その分縦長で細いので、片手で持っても十分に操作可能です。

ディスプレイにパンチホールでインカメラを内蔵したため、かなり画面が広くなりましたが、これと同時に深度カメラが無くなってしまいました。
認証については、右側の側面に電源ボタンと一体になった指紋認証センサーを搭載している他、画像による顔認証も可能になっています。

Galaxy FoldとGalaxy Z Fold2 5Gのカメラ比較

カメラを新旧のFoldで比較すると以下の表の様になります。
Galaxy Z Fold2 5Gでは、超広角カメラの画素数が減り、広角カメラF1.5/2.4からF1.8と状況によっては暗くなっています。
しかしながら超広角、広角カメラはピクセルサイズが大きくなっています。

Galaxy Z Fold2 5G Galaxy Fold
リアカメラ 12MP超広角
(1.12μm、約123度、F2.2)
16MP超広角
(1.10μm、約123度、F2.2)
12MP広角
(1.8μm、約83度、F1.8、OIS)
12MP広角
(1.4μm、約77度、F1.5/2.4、OIS)
12MP望遠
(1.0μm、約45度、F2.4、OIS)
12MP望遠
(1.0μm、約45度、F2.4、OIS
メインディスプレイ
インカメラ
10MP
(1.22μm、約80度、F2.2)
10MP
(1.22μm、約80度、F2.2)
8MP RGB深度カメラ
(1.12μm、F1.9)
カバーディスプレイ
インカメラ
10MP
(1.22μm、約80度、F2.2)
10MP
(1.22μm、約80度、F2.2)

Galaxy Z Fold2 5Gの通信機能

Galaxy Z Fold2 5Gの5G通信対応バンドは、5Gではsub6とミリ波がありますが、au版はsub6のみに対応。海外版のGalaxy Z Fold2 5G(SM-F916B)というモデルは、ミリ波にも対応しています。
Galaxyシリーズのもう一つのモデル「Galaxy Note20 Ultra 5G SCG06」はミリ波にも対応しているので、こちらも対応して欲しかったのだが、残念。。

他には、Wi-Fi6(11ax)に対応し、Bluetooth5.0にも対応していて、かなり高機能です。

SIMカードは、nanoSIMのみの対応になっています。こちらも海外版モデルはeSIMにも対応しておりデュアルSIMとなってて、少し残念なポイント

Galaxy FoldとGalaxy Z Fold2 5Gのサイズ重さ比較

Galaxy FoldとGalaxy Z Fold2 5Gサイズ感の比較をしておきましょう。

Galaxy Z Fold2 5G Galaxy Fold
開いた状態 高さ159.2×幅128.2×厚み6.0~6.9mm 高さ160.9×幅117.9×厚み約6.9~7.6mm
閉じた状態 高さ159.2×幅68.0×厚み13.8~16.8mm 高さ160.9×幅62.8×厚み15.7~17.1mm
重さ 282g 276g

Galaxy Z Fold2 5Gは、Galaxy Foldと比べると若干大きく、重量も増えていますが、開いた時の厚みが若干薄くなっているのは使い勝手の点では大きい。
バッテリーは、4,380mAhから4,500mAhと微増していますが、待受時間等へはあまり変化はなさそうです。

 

ディスプレイ

Galaxy Z Fold2 5Gのディスプレイは、メインは7.6インチのQVGA+(2,208×1,768ピクセル)のDynamic AMOLEDを採用しています。
カバーが6.2インチのHD+ (2,260×816ピクセル)のSuper AMOLEDを採用しています。
折りたたみ型の特権として、本体を開くと2倍の面積のメインディスプレイとなって、タブレットに近いサイズ感で仕様出来ます。

このGalaxy Z Fold2 5Gは、マルチタスクになっていて、カバーディスプレイでは2つのアプリを同時に表示させることが可能になっています。
メインディスプレイの方はというと、3つのアプリを表示出来るようになっている他、ポップアップ表示が可能になっているためプラス1のアプリを表示可能になっています。

ディスプレイは、消灯状態だと折り目が若干目立ちますが、操作している際は引っかかりなどは無く、問題なく使用可能です。

Galaxy Z Fold2 5Gの進化ポイント

このGalaxy Z Fold2 5Gが初代モデルから大きな進化を遂げたポイントとしては、「Galaxy Z Flip」と同じ機構を搭載し、開いた際の角度で固定出来る点です。

この自由な角度で調整し固定できることによって、三脚が無くても机などに置いた状態でカメラ撮影が可能になっています。
他には、ハンズフリーで通話をしながらビデオ通話をすることも可能です。

他には、簡易のノートPCの様に画面下をキーボード、上がテキスト入力画面といったことも出来るので使い勝手がかなり向上しています。