ドコモが新プラン「アハモ」20ギガで2,980円の破格のプランを発表

NTTドコモから、月間20GBで2,980円の新料金プラン「アハモ」(ahamo)を発表しました。
総務省から通信キャリア各社に対して値下げ要求がある中、NTTドコモは他社より先手を打つ形で、破格の２０GBで2,980円の新料金プラン「アハモ」(ahamo)を2021年3月から提供開始と発表しました。

今回発表されたドコモの新料金プランは、楽天モバイルの月間無制限で2,980円という価格で顧客を伸ばしていますが、楽天の場合はサービスエリアが狭いため、基本的にau回線のローミングとなりますが、月間5GBとなるので、サービスエリアの広いドコモに鞍替えするユーザーが増えそうな予感さえさせられます。
今回発表された新料金プラン「アハモ」(ahamo)の登場によって、業界全体は大きな局面を迎えています。
今後、どの様な事になるのでしょうか？

ドコモの新料金プラン「アハモ」って？

NTTドコモは2020年12月3日に月間20GBで2,980円という破格の新料金プラン「アハモ」(ahamo)を2021年3月から提供を開始することを発表しました。

背景には、管新政権発足以降の携帯料金の値下げの要求により値下げプランの提示となりましたが、この新料金プランは、2,980円とかなり破格です。
楽天モバイル、auのサブブランドであるUQモバイル、SoftbankのサブブランドY!mobileの20Gプラン等と比較してみましょう。

いかがでしょうか？
大手４社の中で楽天モバイルと料金的には並んでいますが、そもそものサービスエリアはかなり差があるので、楽天モバイルとドコモを比較してしまうと、ドコモ優勢といった感じでしょうか？

また、大手通信キャリアのauとソフトバンク自体の料金値下げの発表はまだですが、サブブランドの20GBのプランは4Gのみの提供となっていますので、料金・通信速度の観点からもドコモがかなり優勢になっています。
料金は月額1,000〜1,500円ドコモの新プランが安くなりますので、かなり破格な料金設定と言えるでしょう。

上記の表を見て、あなたならどちらと契約をしたいでしょうか？
現状で考えるとやはり、NTTドコモとなるのではないでしょうか。

ドコモの既存プランよりもかなり値下げ

さらに既存のドコモの料金プランと比較しても、かなり割安になっています。
30GBの場合で、現状では月額7,150円となっていますので、現行より半額以下の4,000円以上安くなる計算です。
これで、ドコモはやって行けるのでしょうか？

ドコモの新料金プラン「アハモ」(ahamo)は、ドコモユーザーの割合の中で手薄になっている若者層をターゲットにしています。
スマートフォン等のデジタルリテラシーが高い若者層をターゲットにすることで、今までの店舗での契約ではなく、全てオンラインで完結する方法を取ることとで経費を削減するといった物になります。
実店舗での契約でないと不安なシニア層にとっては、ハードルが高いためそこまで経営に影響がないと踏んでの判断でしょう。

このドコモの新料金プラン「アハモ」(ahamo)の特徴の１つとしては、4Gネットワークだけでなく5Gにも対応していますので、5G契約による追加料金も発生しません
この料金プランには1回5分までの国内通話無料が含まれています。

MNP等の手数料もなし！

契約時の事務手数料等もこの新料金プランは無料になっています。
これらは、管新政権の「アクションプラン」による影響からと想定されますが、ユーザーにとっては嬉しいことです。

既存のプランも値下げ？

この発表の中で、既存の料金プランの値下げについても2021年3月までに見直すような話も出ていました。
この新料金だけでなく、既存の料金も大幅に値下げになるようであれば、現在のMNO、MVNOの勢力図が大幅に書き換えられるのでないでしょうか？

ａｕ、ソフトバンクはどうするのか？

総務省のアクションプランによって、先手を打った形となったドコモですが、まだ料金値下げを発表していないａｕとソフトバンクはどの様な料金プランを提示してくるのでしょうか？
この料金より値下げしたプランでａｕ、ソフトバンクが対抗してくることが予測されますが、サブキャリアについても大きな差をつけられているため見直しをしてくることは間違い有りません。

現状の大手各社の料金プラン一覧

格安SIMはどうなるのか？

さらには、様々な格安SIMについても料金値下げを迫られることになりますから、格安SIM会社の淘汰が一気に起こると予測されます。

現状の状況のままであれば、ドコモが一人勝ちの状態になりますので、是が非でも他社に頑張って頂きたいところ。

今後の携帯業界の行く末が楽しみですね〜