格安SIMでおすすめのスマホを見つけるコツ。SoCって知ってまっすか?

格安SIMを探すと、スマホとセットで契約する方が多いかも知れません。

しかしながら、格安SIMを探しているということは費用を少しでも抑えたいと考えているからだという方が大半ではないでしょうか?

大手通信キャリアでスマホを購入する方の相場は6~8万円でスマホを購入されている方が多いようです。

今の契約形態は、総務省のお達しでスマホ代金と通信費を分離した形となっていて、スマホ端末代金がかなり高額に感じる様になって来ています。
格安SIMに変えてもスマホが高いから今のままという方も多いのではないでしょうか?

スマホは機械なので、使っていればバッテリーだけでなく振動や衝撃によって徐々に壊れてきたり、Androidやiosのバージョンが更新されなくなって、アプリなどの最新機能が使えなくなってしまったりしますので、いずれは機種変更をすることになります。

これから機種変更をする際にどんなスマホを選んだら良いのか?
これからは、海外製のスマホがどんどん入って来ますし、格安SIMを選ぶあなたはスマホも自分で判断して選ぶことでより格安SIMを活用出来る様になります。

ここでは、格安スマホを自分で選ぶ場合のポイントになるSoCを知っておきましょう!

そもそもSoCって何?

SoCって?という方は多いかと思います。そんな私も最初は?って感じでした。

パソコンの場合、CPU、メモリ、SSDやHDD、グラフィックボードなど様々な基盤を組み合わせて作られています。

スマホの場合はできるだけ小さくする必要がありますので、これらの機能を基板上に1つにまとめてコンパクトにする必要があります。
SoCとは、これらのCPUやグラフィックボードを1つにまとめたシステムのことを言います。

スマホは先にも記述したとおり、スペースが限られているため、スマホのOSを動かすための機能を1つにまとめてユニット化したものがSoCになります。

スマホのSoC構成要素は?

では、スマホ用のSoCユニットの構成について見ていきましょう。

CPU

パソコンを多少知っている方なら必ず聞いたことがあるCPU。
”Central Processing Unit”といって、データを計算してプログラムを動かしたり、他のユニットもコントロールしていたりする大変重要なユニットです。

この、CPUの処理速度が遅いとゲームやブラウジングの際にカクカクしてしまったりします。

最近ではCPUは1つだけでなく複数のCPUコアを組み合わせて処理速度を上げています。
しかし、CPUコア数が多ければ処理速度が早いかというとそういう訳ではありません。

1GHzの処理速度のものを4つ組み合わせたものと、4GHzの処理速度のもの1つで考えてもらえるとなんとなくイメージ出来るのではないでしょうか?

1GHzのCPUの方が安価なので、これらを組み合わせることで高価な4GHzのものと同等な処理をさせているに過ぎないからです。

GPU

スマホでゲームをされる方は知っておきたいのが、GPUです。

GPUは「Graphics Processing Unit」の略で、画像処理を行うユニットです。

youtubeなどの動画を映す場合も用いられますが、処理に合わせて画像を表示されるゲームなの描写には処理能力が必要になります。CPUの場合は、プログラムなどの複雑な計算を得意としていますが、GPUは簡単な計算に特化していて、その処理が超高速というものです。

DSP

DSPは、「Digital Signal Processor」の略です。
細かい話は分かり辛くなってしまうので、簡単な表現をすると、CPUが処理する仕事の一部に特化して高効率化を行うユニットです。

通信の処理やセンサーの処理など、CPUが全て処理するのではなく、部分的にサポートするのがDSPになります。

NPU

こそ数年で現れたユニットで、主にAIの処理に特化したDSPの様なユニットです。
NPUは「Neural Network Unit」の略です。

キャッシュメモリ

このキャッシュメモリは、パソコンを選ぶ際にもよく耳にする単語ではないでしょうか?
これはRAMやメモリと一般的に呼ばれているものとは異なり、CPUに内蔵されている高速メモリーです。

通常データが保存されているメモリーでは読み出したりする際にCPUとのやり取りに時間が掛かってしまうので、CPUの能力を発揮できなくなってしまうので、CPUにメモリを内蔵して処理を早くするためのメモリになります。

このキャッシュメモリは分かれて実装されていて、CPUが処理する際によくアクセスする順にL1キャッシュ、L2キャッシュ、L3…のようになっています。

通信モデム

通信モデムは、無線ネットワークに接続するための処理をしている部分で、4G、3G、Wi-Fi、Bluetooth等の機能が実装されています。
この通信モデムによって、どの周波数に対応しているかが決まります。

通信モデムはSoCに実装されていますので、SoCによっては、日本のキャリアの一部に対応していなかったりします。

格安SIMや格安スマホを選ぶ際にはとても重要なポイントなので、知っておくと買った後で繋がらない、使えない等の失敗が無くなります。

スマホに使われているSoCの種類

スマホ用に作られているSoCですが、様々なメーカーから出されており、スマホメーカーはこれらの中から、価格やスペックなどを考慮し、搭載しています。

主要なSoCメーカーや製品は下記の表になります。
Qualcomm(クアルコム)やAppleのAシリーズなんかはなんとなくでも聞いたことがあるのではないでしょうか?

会社名 SoCブランド名
Qualcomm Snapdragon
MediaTek Helio
HiSilicon Kirin
Samsung Exynos
Apple Aシリーズ
Xiaomi Surge

Qualcomm(クアルコム):Snapdragonシリーズ

Qualcomm(クアルコム)のSnapdragon(スナップドラゴン)シリーズは幅広く販売されており、日本のAndroidスマホではローエンドからハイエンドまで搭載されている超メジャーなメーカーです。

パソコンで言うところのintelのようなメーカーです。
ガラケー時代から存在するメーカーで元々は通信モデムや通信規格の開発を行っており、ガラケーではauの端末に採用されていました。

MediaTek(メディアテック):Helio(ヘリオ)

MediaTek(メディアテック)のHelioシリーズやMTシリーズはGPU性能が低く、コスパ重視のスマホに多く搭載されています。

そのため、日本国内では、格安SIMのセット販売の安価な端末に搭載が目立ちます。

HiSilicon(ハイシリコン):Krin(キリン)

HiSilicon(ハイシリコン)は今話題のHuaweiの子会社。
Huawei端末向けにSoCの開発・製造を行っています。
Huaweiの子会社のため、Huawei製の端末にはローエンドからハイエンドまでHiSilicon製のKrinが搭載されています。

以前はMediaTekと同様にGPU性能が低く、能力的にQualcommにかなり遅れをとっていました。
現在では、能力はかなり良くなっており、独自のNPUなども出してきています。

SAMSUNG(サムスン):Exynos(エクシノス)

Samsung(サムスン)Exynos(エクシノス)シリーズは、Samsung製の端末だけでなく、中国のMeizu製端末に搭載されているSoCです。

Exynosはミドルレンジ、ハイレンジ共にSnapdragonに匹敵するぐらいのレベルになっています。

ExynosはSamsungの端末全てに搭載されている訳ではなく、地域ごとにExynosとSnapdragonを使い分けて搭載しているため、日本国内でExynosが搭載されているスマホは見受けられない。

Apple(アップル):Aシリーズ

iPhoneやiPadに搭載される、Apple製品専用のSoCです。
特徴は、CPUシングル性能がどのSoCメーカーと比べても桁違いに高速です。

GPUを他社製品から自社開発品に切り替えた事で更に進化を遂げています。

Xiaomi(シャオミ):Surge(サージ)

Xiaomi(シャオミ)が開発したSurge(サージ)はミドルレンジの性能でXiaomi Mi 5cに搭載されましたが、コスパあまり良くなく他の端末に搭載される事がなく、このまま消えて行きそうな感じです。

格安SIMおすすめスマホの見つけ方のコツまとめ

SoCについて記載してきましたが、格安スマホを探す際には格安スマホ名+スペックと検索してSoCを確認してみる様にしてみては如何でしょうか?

Appleだとあまり気にしても仕方ないかも知れませんが、Android端末を検討する際には必須の内容になりますので、価格が安いからと言って下手なSoCを搭載したスマホを購入することは控えましょう。

ただでさえ、回線速度が遅い格安SIMを使うなら少しでも快適に使えるようにスマホのスペックと価格からコスパが良いスマホを選びましょう!

今後はコスパが高いスマホも随時記載していこうと思います。。

最後までお付き合い頂きありがとうございました。

他にも色々と記事を書いていますので、覗いて言ってみて下さいな^^