TCL PLEXレビュー 格安SIMでおすすめのやたらと売れているTCL PLEXってどうなの?
- 2020.02.07
- 格安sim
昨年2019年8月のIFAで発表されたTCLの”TCL PLEX”が2019年末に日本で販売される様になり、話題となっている。
販売をしているのが、代理店のFOXでFOXでは今までも”BlackBerry”、”Palm”といった特徴的な端末を提供している会社です。
スペックとしては突出してはいませんが、格安SIMで活用するには申し分ないミドルレンジのモデルで税込み価格29,800円とコスパの高さから話題となっている。
そんなTCL PLEXを今回は深堀りしていきます。
TCL PLEXって?
TCL PLEXって初めて聞いた方も多いのでは無いでしょうか?
TCLでは、BlackBerry、Palm、Alcatelなどの端末を開発して来ましたが、いづれも他社のブランドです。
TCL PLEXはそんなTCLが自社ブランドとして初めてのスマートフォンです。
TCLはテレビ事業で養った映像技術を投入し、こだわりのカメラを搭載した1台となっている。
更に、先月2020年1月にラスベガスで開催されたCESでは、この後継機と思われる「TCL10」シリーズの発表を予告しており、今後の展開に期待を集めている。
TCL PLEXは自社ブランド初となるモデルではあるが、”BlackBerry”、”Palm”と比べてしまうと至って普通のスマホ。
そこまで特徴的なスマホでないのになぜ、TCLはこのタイミングで自社ブランドとしてTCL PLEXを投入してきたのか?
なぜTCLは自社ブランド端末を販売?
TCLは日本市場への参入を本気で検討していたことがきっかけで、TCL PLEX単体では価格の優位性はあるものの、他のスマホと比べて特徴が特にありません。
代理店のFOXとしては、テレビやIoT機器などの将来性を考慮するとTCL PLEXは面白いと考えたことが販売に至った要因のようです。
TCL PLEXの販売は好調の様ですが、税込み29,800円という価格設定のため、利益はほとんど無いようです。
TCL PLEXにもTCLが培ってきたディスプレイ技術は搭載されていますが、今後はディスプレイ技術を全面に押し出した商品が登場する予定となっています。
それには、液晶画面が3つにアコーディオンの様に折り畳める”フォルダブル”も含まれているので期待がかなり持てます。
TCLはディスプレイにはかなり注力していて、明るく見せる技術や折り曲げる技術も持っており、特許も取得しているため今後の展開が楽しみです。
TCL PLEXの販売状況ってどうなの?
TCL PLEXは予想を上回る販売数で評価も「買ってよかった」など、とても良いコメントが目に付きます。
TCL PLEXのラインアップはブラック”Obsidian Black”とホワイト”Opal White”が販売されていますが、すでにホワイトは完売の状況です。
追加で販売されるかは現状では検討中のようで、次のTCL 10 PROに注力するか、今後の展開はまだ分からないい状況です。
なぜ、ここまでTCL PLEXが売れたかと言う背景には”コスパ”が高い事が大きな要因のようです。
TCL PLEXは通常の販売であれば、34,000円程度の価格帯になるスマホですが、広告費等を一切使わない代わりにスマホの価格を29,800円まで落とした形での販売を行ったという代理店側からのコメントもあるように、やはりコスパが一番の要因の様です。
TCLは日本法人はテレビしかありません。
TCLのテレビは40型の4Kが4万円程で購入可能で、モバイル部門でも知名度を上げるための戦略なのかも知れません。
TCL PLEXのスペックは?
コスパの高いTCL PLEXですが、29,800円でいったいどのようなスペックなのでしょうか?
特徴としては、独自のカスタムキー機能、Bluetooth接続が最大4台可能、高品質のスローモーション動画が撮影可能。
ディスプレイは格安スマホでありがちなHD+ではなく、フルHD+となっており、さすがディスプレイメーカーが作るスマホといった感じです。
画面も、占有率90%ということもあり、全面から見るとほとんどディスプレイです。
それから、トリプルカメラも特徴です。
最近の流れではありますが、カメラ構成はメインが4800万画素、超広角が1600万画素、暗所用が200万画素というカメラ構成で申し分ありません。
このようなスペックのスマホが増えると、カメラ業界がどうなってしまうのか…
SoCは”Qualcomm Snapdragon 675”を搭載していて、ゲームの起動がQualcomm Snapdragon 670から30%も改善されたSoCです。
※SoCって?って方はこちらの記事をお読み下さい。
ディスプレイは6.53インチの IPSディスプレイが採用されており
メモリはRAMで6G、ストレージは128G搭載となっています。
格安SIMで使う場合で気になるのが対応しているキャリア(周波数band)になりますが、docomo系とsoftbank系は対応しているのですが…残念ながらau系は対応していません。
このようなスペックのスマホが税込み29,800円で購入出来るので、格安SIMと合わせて使えばコスパはとても良いですね〜^^
気になる方は、amazonでも購入出来ますので是非検討してみてはいかがでしょうか?
TCL PLEXの付属品は?
TCL PLEXはハイパフォーマンスとコストパフォーマンスを両立したスマホです。
その付属品はというと、本体の他に、充電ケーブル、保護フィルム(貼り付け済み)、充電器、USBケーブル(TYPE-A⇔TYPE-C)、SIMピン、クイックガイド、さらにクリアタイプのケースまで付いてきます!
コスパかなり高いですが、このクリアケースが付いてくるのはなかなか嬉しいです。
私の場合、毎回スマホを代える度にこのタイプのケースを購入しているので、Amazonで探す手間が省けます^^
TCL PLEXのスペック表
基本情報 | |
名称 | TCL PLEX |
メーカー |
alcatel
|
ネットワーク | |
3Gバンド | HSDPA 800 / 850 / 900 / 1700(AWS) / 1900 / 2100 |
4Gバンド | LTE band 1(2100), 3(1800), 5(850), 7(2600), 8(900), 19(800), 20(800), 28(700), 38(2600), 40(2300) |
対応キャリア | docomoLTE◯、docomo3G◯ auLTE✕、au3G✕ softbank◯ |
SIM | sim_card NanoSIM , デュアルSIM, デュアルスタンバイ |
Wi-Fi | 802.11 a/b/g/n/ac |
ハードウェア | |
ディスプレイ | 6.53インチ, IPSディスプレイ |
ディスプレイ解像度 | 1080 x 2340px (フルHD+), アスペクト比19.5:9 |
サイズ | 162.2 x 76.6 x 8.0mm , 画面占有率: 90% |
重さ | 192g |
素材 | ガラス |
本体色 | オブシディアンブラック, オパールホワイト |
システム | |
OS | Android 9.0(Pie) , TCL PLEX UI |
SoC | Qualcomm Snapdragon 675 |
CPU | Kryo 460 Gold x2 + Kryo 460 Silver x6 8コア, 2.0 GHz |
GPU | Adreno 612 |
ベンチマーク | Antutu7 : 174000, 平均以上の性能スコア Geekbench4 シングル:2300 マルチ: 5800 |
メモリ | |
メモリ(RAM) | 6GB |
ストレージ | 128GB , sd_card microSD最大256GBまで(SIM2スロットを使用) |
カメラ | |
メインカメラ | camera_rear 48 + 16 + 2MP, F値/1.8 トリプルカメラ, デュアルトーンLEDフラッシュ, PDAF |
前面カメラ | camera_front 24MP , F値/2.0 |
動画 | videocam 最大画素数: 2160p 最大fps: 960fps |
機能・センサ | |
Bluetooth | bluetooth Bluetooth 5.0, A2DP, LE, aptX |
ネットワーク機能 | leak_add NFC, FMラジオ |
センサ類 | 指紋認証センサ, 加速度センサ, 近接センサ, ジャイロ, コンパス, 顔認証ロック |
防水 | 非対応 |
イヤホンジャック | あり |
バッテリー | |
バッテリー容量 | battery_std 3820mAh |
充電 | battery_charging_full 18W急速充電(32分で50%充電可能, Quick Charge 3.0) |
ポート | usb 2.0, Type-C 1.0 |
-
前の記事
格安SIMでおすすめのスマホを見つけるコツ。SoCって知ってまっすか? 2020.02.07
-
次の記事
格安SIMおススメ乗り換えデータ通信プランが続々登場 2020.02.08