アハモと言う名のドコモから格安SIMを圧倒する新料金プランがかなり魅力的

ドコモが新料金プラン「アハモ」を2020年12月3日に正式に発表しました。
この新料金プランは、今までの様な料金プランとは少し異なり、料金プラン名を「アハモ」として発表しています。
サービス内容は今まで、ドコモが提供してきたものとは異なり斬新な形になっています。
ドコモが発表した新料金プラン「アハモ」とは一体どの様なものなのでしょうか？
今回のドコモが発表した新料金プラン「アハモ」について、詳しく見ていきましょう。

ドコモの新料金プラン「アハモ」って？

NTTドコモが2020年12月3日に発表した新料金プラン「アハモ」とは、ドコモでは今まで無かった形の料金プランです。
イメージ的には格安SIMの料金プランやサービス形態にかなり近い内容となっています。
ちなみにアハモとは、「ahamo」と表記され、３つの意味が込められています。

1. 「未知の物事を瞬時に理解すること」を意味する「アハモーメント」
2. 「なるほど」という相づちの英語表現「Aha」
3. 「楽しい時にアハハと笑う」感嘆詞としての「アハ」

ドコモでは、この新料金プランを通じて、「驚き」「喜び」「楽しさ」を感じて頂くことを目指しているとしています。

アハモ「ahamo」の料金プランの内容は？

新料金プランアハモ(ahamo)は、20GBの容量を月額2,980円としたシンプルなプランです。
サービスの提供開始は2021年3月を予定しています。
サービス内容は今までにない斬新な形で、2,980円の基本料金で音声通話5分の国内通話無料となっており、回数の制限はありません。
5分を超えた場合、30秒20円の従量課金となる形式です。
かけ放題にする場合は、追加オプション1,000円で国内通話が時間制限無く無料になります。

ネットワークはこの料金で5Gも使うことが出来き、4Gと5Gを使える形で提供となります。
今までの3Gには対応していませんので、VoLTE対応のスマートフォンが必要になります。

20GBの容量を超えた場合、速度制限が掛かりますが最大1Mbpsの速度制限なので、速度制限が掛かったとしても、一時的に使い方を変えれば特に問題はなさそうです。
ちなみに通信容量を追加したい場合は、別途1GB毎に500円支払うことで容量の追加が可能です。

しかも、事務手数料、新規契約事務手数料、MNP転出手数料等の手数料が無料になっています。

さらに、海外の82ヶ国で20GBのデータ容量をそのまま使用可能となっています。
最近は新型コロナウィルスにより海外への渡航者は減っているため直近ではメリットがなさそうですが、コロナが落ち着いた際には今まで海外渡航時に別途契約していたりモバイルWi-Fiを借りていたあ方にはかなりメリットが高いです。

この月額2,980円のプランは誰でも契約が可能で、家族でまとめて契約することや光回線とセット割引等は特になく、月額2,980円の価格で契約することが可能です。

新料金プラン、アハモ(ahamo)はなぜこの様になったのか？

なぜ、新料金プランは「アハモ」(ahamo)はこの様な形式のサービスプランとなったのでしょうか？

背景には契約者の年齢層があります。
ドコモの井伊新社長は、新料金プラン発表の場で「ドコモのお客様は、若い世代の方が少ない」ため、若い人たちにもドコモを使ってもらいたいと言う思いから、料金水準をauやソフトバンクのサブキャリアのY!mobileやUQモバイルの様な20GBで4,000円前後といったプランへ対抗した形になっています。
auやソフトバンクは、学生の顧客の囲い込みに専念している事で若年層の契約者を伸ばしており、継続的に利用しているユーザーが多く、ドコモでは若者世代に対して訴求するために大幅な値下げプランを提示している様です。

料金はかなり安い設定となっており、若者層を対象としていることから、既にスマホを契約していてなれているとし、受付はネットのみでドコモショップでの受付はしていません。
ショップでの取り扱いをしないことで、大幅なコスト削減が出来るため、この様な価格設定となっています。

ネットだけで契約が出来る点や他の格安SIMと同等の価格設定としてるため、若者層に人気が出てきそうな予感がします。

このドコモの新料金プランや総務省からの圧力によって、KDDIやソフトバンクは料金値下げを迫られていますので、auやソフトバンクからも近い将来新料金プランが発表されますが、この金額のインパクトを超えられるかは大きな疑問です。