大手通信キャリア4社の中で満足度が楽天が総合1位に

大手通信キャリア4社の中で満足度が楽天が総合1位に

MMD研究所が2020年11月9日に大手4キャリアの顧客満足度調査を行った結果を発表しました。
この調査は、2020年11月の通信サービスの利用状況を15歳〜69歳に対して、年齢別に男女各300名、合計1,200名を対象として実施したものです。
結果はというと、総合第1位に楽天モバイルが選ばれる結果となりました。
その調査内容を見ていきましょう。

楽天が総合1位になった内容とは?

MMD研究所は定期的に独自の調査を行っているため、この結果については、変動が激しいのであくまでも調査時点でと捉えていただきたい。
実は、調査結果がコロコロ変動するので、何を信じたらいいの?と疑問の声も上がっているのです。
しかしながら、調査結果は嘘ではなく、調査した対象者数や調査時点での調査結果となり、振れ幅が大きくなりがちであると理解して頂ければ幸いです。

大手4キャリアの顧客満足度調査結果

総合満足度 1位 楽天モバイル 2位 au 3位 docomo
料金部門 1位 楽天モバイル 2位 au 3位 docomo
サービス部門 1位 au 2位 docomo 3位 楽天モバイル
通信品質部門 1位 docomo 2位 au 3位 Softbank
顧客サポート部門 1位 docomo 2位 au 3位 楽天モバイル
NPS 1位 楽天モバイル 2位 au 3位 docomo

モバイルサービスを選ぶ際に何を重視している?

調査の中では、モバイル通信サービスを選ぶ上で重要視している点もリサーチしています。

第1位:月額料金の安さ37.9%
第2位:データ通信の繋がり安さ14.0%
第3位:データ通信速度9.5%
第4位:料金プランの豊富さ5.6%
第5位:提供端末の豊富さ5.5%
第6位:通信時のセキュリティの信頼性5.4%
第7位:カスタマーサポートの対応の良さ5.2%
第8位:料金プランの分かりやすさ4.8%

上記のような結果となっていて、第1位は、月額料金の安さがダントツの1位です。
2位と3位については、繋がりやすさと速度なので、品質を重視している結果となっている。

顧客満足度調査結果では、月額料金の安さの比重が大きいため、料金部門で1位になった楽天モバイルが総合1位の結果となっています。
auは全般的に2位となっており、総合でも2位の結果になっています。
他には、データのつながり易さなどの品質面でNTTドコモが第1位となっていますが、総合では3位となっています。
Softbankは概ね4位の結果となっています。

ユーザー観点ではRakuten UN-LIMITはかなりの低価格のため人気があるようです。
しかしながら、楽天モバイルのサービスエリアはまだまだの状態で、auの回線をローミングしているところが大半を占めているため、料金と接続品質を両天秤に掛けた時にまだ、接続品質をとる方が多いのも事実ですので、これらの点が改善されれば、楽天モバイルは大きく飛躍しそうです。

利用しているサービスの満足度も調査

調査の中では、現在利用しているサービスにつても調査されています。
調査項目としては、「料金」「サービス」「通信品質」「顧客サポート」の4部門に分けて行われていて、「料金部門」では、楽天モバイルが第1位、「サービス部門」ではauが第1位、「通信品質部門」「顧客サポート部門」ではドコモが第1位となっています。

この結果、比重が大きい月額料金の結果によって、楽天モバイルが総合1位となっている。

NPSとは?

NPSとは、他の人に勧めるかという観点でNPS(ネット・プロモーター・スコア/顧客推奨度)もリサーチしています。
この結果は、全体的に人に進めない(批判的)はスコアが50%を超えています。
その中において、批判的な意見が比較的少ないのが、auと楽天モバイルです。
批判が1番大きいのはSoftbankで、60%を超えてしまっています。

結果としては、こちらも批判が少ない楽天モバイルが総合1位となっています。